"Human Dust Suite" Miki Yamanaka
山中みきのアルバムを聴くのはこれが2枚めです。
リーダー作としては3枚めのようで、2012年の下記作が、おそらく自主制作で、これが初リーダー作のようです。
"Songs Without Lyrics https://www.mikiyamanaka.com/product-page/songs-without-lyrics
参加作では、Roxy Cossの作品で聴いています。
"Future Is Female" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474041550.html
メンツは、アルトサックスを擁したカルテット編成。Jochen RueckertとOrlando le Flemingを擁しているところがすごい。
Orlando le Flemingは前作でも共演していて、よっぽど相性が良いってことなんでしょう。
Anthony Orjiというサックス奏者ははじめて聞く名前です。
Miki Yamanaka(P)、Jochen Rueckert(Ds)、Orlando le Fleming(B)、Anthony Orji(As)
演奏曲は、Randy Westonが1曲(11)で、残りは Miki Yamanakaのオリジナル。
01.Pre School
02.March
03.First Day of Spring
04.Human Dust Suite I Brain
05.Human Dust Suite II Hatsu
06.Human Dust Suite III Tummy
07.Human Dust Suite IV Feet Go Bad First
08.Human Dust Suite V Party's Over
09.O 2017
10.After the Night
11.Berkshire Blues
基本的には、非4ビートのCool Jazzといった様相の曲が並んでいる印象。
1曲めこそ、4ビートでしっかりCool Jazzな演奏ではあるが、以降の曲ではそこはかとなくCool Jazzな気配を感じさせるような、そんな演奏。
サックスが、多分初めて聴く人だが、この人がCool Jazz系の音色と演奏の人で、このサウンドが全体の印象に繋がっているんでじゃないかと思う。
ピアノは優しく奏でるところはしっかり優しいが、全体的にはぶっ叩くほどではないにしてもタッチは強めでしっかりはっきりとした音色が持ち味になっている。
そして、控えめな印象だった前作よりは前面に出てきている場面が多いか。
ベース、ドラムがインスピレーションに基づいた演奏を主体としているが、キメるところをしっかり決めてくるからカオスにはならず、ドライブとグルーヴが出てきている。
そこがこのアルバムの格好良いところ。
ベストは11曲め
"Human Dust Suite" Miki Yamanaka (https://www.amazon.co.jp/dp/B089MT2C4P/ )
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