"Takezo Yamada Special" 山田丈造
これが、山田丈造の初リーダー作になるんだと思います。
過去に、加入しているバンドのアルバムがあります。
"MAZIWARIS" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64571648.html )
参加作は、林栄一さんの "Naadam 2020" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478099856.html )、板橋さんの "Fumio 69" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64698636.html )と大所帯バンドに、荒武さんの "Constant as the northern star" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64781512.html )なんてのも聴いています。
メンツは2管クインテットで、山田玲, 高橋佑成は過去に数枚のアルバムで聴いていて、古木佳祐も自blogを検索したら1枚参加作が出てきました。
蕪木光生 "Epich" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64078049.html )
曽我部泰紀だけ初のようです。皆若手ミュージシャンなんでしょう。
山田丈造(Tp)、曽我部泰紀(Ts)、高橋佑成(P)、古木佳祐(B)、山田玲(Ds)
演奏曲は、山田が5曲(1,4,6,8,9)、曽我部が1曲(3)のオリジナルに、Cole Porter, Richard Rogers, Charles Mingus, Leon Pendarvisで全部で10曲。
1.Spirit Kick
2.I Concentrate On You
3.Opus Three
4.Funky Boy
5.Glad to be Unhappy
6.Takezo Special
7.Remember Rockefeller At Attica
8.D & Y
9.Atavism
10.City Connection
冒頭から、若さ溢れるハードバップといったサウンドが飛び出たところでちょっと驚く(汗
これまで聴いてた参加作が、林栄一、板橋文夫の作品だったので、実はもうちょっとハードな演奏でくるかと思ったもので…。
程よいノリの4ビートに、2管でのアンサンブルで奏でるパリッとしたテーマ、キレの良いリズム、歌うようなソロの1曲め。
2曲めではミュートをつけたトランペットを起用した軽快なノリ。
以降も、4ビートを主体とした(8ビートもある)の典型的なと言いたいようなハードバップサウンドを聴かせる。
4曲めでエレピを起用し、ちょっとアヴァンギャルドな気配を醸し出すが、これがアルバム内で一番とんがった演奏か。
いずれの曲も若さを感じさせる溌剌とした演奏で、メンバーそれぞれのソロでも勢いのある演奏を聴かせているところが気持ち良くもあり、聴き応えあもある。
実にのびのびとしたサウンドになっている。
5曲め8曲めがバラード、個人的にはバラードとしては8曲めのほうが好きかなぁ。
若い世代なので、これまでのいろいろなスタイルを経験した中で、このスタイルがベストマッチだったということだと思うがハードバップを選んでくるのはいろいろ凄いと思わせる。
ベストは2曲めにしましょう
"Takezo Yamada Special" 山田丈造 (https://www.amazon.co.jp/dp/B08PDPRHXX/ )
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