"Axiom" Christian Scott

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本作は、年末の新譜会(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/479085108.html )で聴かせてもらって聴いたほうが良いと思って買い込んできたなかの1枚。
例年年末に落穂拾い的に数枚購入していますが、その2020年版ってことです。
Christian Scottは、若手ミュージシャンの企画アルバムで聴いていますが、リーダー作はこれが初。

メンツは以下の通りで知ってる名前がないのは、若手ミュージシャンを積極的に起用しているが故なんでしょう。
Christian Scott(Tp) 、Elena Pinderhughes(Fl)、Alex Han(As)、Lawrence Fields(P)、Kris Funn(B)、Weedie Braimah(Per)、Corey Fonville(Ds)

演奏曲は、1曲 David Crosbyが入るが残りはすべてChristian Scottの作
01. X. Adjuah [I Own the Night]
02. The Last Chieftain [for Big Chiefs Donald Harrison Sr. & Jr.]
03. Guinnevere
04. Songs She Never Heard
05. Sunrise in Beijing
06. Huntress [for Cara]
07. Incarnation [Chief Adjuah - Idi of the Xodokan]
08. Diaspora
09. Introductions

怒涛、剛流、パワフル、圧倒的、そんな形容をしたいリズムの凄さにまずは圧倒される。
とくにパーカッション(コンガ?)が前面に出てくると一気にテンションが上がるような感じ。
3曲めから数曲は怒涛のリズムってわけではないが、それでもインパクトのある曲が並ぶ。
一部シンセが入ってくる曲があるが、こうなるとKamasi Washington な雰囲気が紛れてくるようで、これは最近の流行りのサウンドだから意識はしているんでしょう。
フロントは管楽器の3人が担うが流れるようにフロントが取っ替え引っ替えしていき、電気処理のおかげかほぼシームレスに演奏を繋げてて、これがなかなかに格好良い場面が多い。
そんな3人の演奏ではフルートのソロが個人的には惹かれるか。
個人的聴きどころとしては、その圧倒的なリズムの凄さと、数少ないがテンションが高まったピアノソロにあると感じてる。
元々ピアノ好きってのはあるが、それでもこのピアノサウンドはツボにハマるととんでもない表現を見せる。
MCが2~3回そのまま収録されているが、ライブ盤でもなかなか珍しいことではないかと思う。

ベストは、1曲め

"Axiom" Christian Scott (https://www.amazon.co.jp/dp/B08LFJ1KVB/ )

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