"Viva Eu" Barbara Casini / Toninho Horta
Toninho Hortaがイタリアの女性ボーカリストであるBarbara Casiniとのコラボレーション作をリリースしました。
過去にブラジルのベテラン歌手Alaide Costaとの双頭作をリリースしているので、これもその流れの作品ではないかと推測しています。
"Alegria E Guardada Em Cofres, Catedrais" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/468894311.html )
本作はNovelli曲集だが、Novelliは"街角クラブ" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62234734.html )の一員で"Beto Guedes" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60903060.html )でも聴いている人。
演奏者は上記2人を中心に多くのボーカリストとギタリストを配しているよう。
Barbara Casini(Vo)、Toninho Horta(Vo,G)
Chico Buarque(Vo)、Danilo Caymi(Vo)、Edu Lobo(Vo)、Illesi(Vo)、
Giuseppe Fornaroli(G:7)、Joyce Moreno(Vo,.G)、Luiz Claudio Ramos(G)、Nelson Angelo(Vo,G)、
Francis Hime(P)
演奏曲は以下の通り。上述の通りすべてNovelliの絡んだ曲が並ぶ。
01 Canto suave
02 Interior/exterior
03 Pelas ruas do Recife
04 Toshiro
05 Tomara
06 Reis e rainhas do Maracatu
07 Profunda solidao
08 Laranja azeda
09 Triste baia da Guanabara
10 Baiao do acordar
11 Un canto
12 Linha de montagem
13 Sem Fim
14 Viva eu
15 Minas Geraes
ほぼ全編ギターとボーカルだけで構成される。
ギターは、オルタと他の人のが入っていて、エフェクト等音の操作をしていないアコースティックギターでの演奏だが、聴いていてToninho HortaはToninho Hortaと判別できるのは、フレーズの使い方もさることながら、音色にも個性が感じられる。当然かもしれないが..。
ボーカルは、Barbara Casiniが全編で入ってきて、そこにToninho Hortaその他のゲストが入る曲があるような構成。
Barbara Casiniの伸びやかで明瞭感のある声音は個人的に惹かれる部分が多い感じだが、他の人の歌唱とのギャップを感じるところが…。
ブラジル出身で、欧州に移り住んだNovelli曲集だからか、ブラジル色の濃い演奏と欧州の雰囲気を多分に含んだ演奏とが混ざっている印象。
個人的には、ブラジル色のある曲のほうが良い曲良い演奏と聴いてしまうが、完全に偏見でしょう。こればっかりはしょうがない。
休日の昼下がりのぽかぽかした日差しを浴びながら、ぼっと聴いているとこの上なく幸せな気分に浸れるようなそんな感じ。
ベストは、曲の良さになってしまうが6曲めにさせてもらいます。
"Viva Eu" Barbara Casini / Toninho Horta (https://www.amazon.co.jp/dp/B08NWCX8PY/ )
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