"Tribute To Jim Hall" Peter Bernstein

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前作、"What Comes Next"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478729521.html )から、ほぼ時をおかずに次作がリリースされました。
前作がコンスタントにリリースしているもので、こちらがJim Hallトリビュートでかつ、2ギターの変則編成ということでイレギュラーなリリースという位置づけになるんじゃないかと思います。

メンツは、2ギターピアノレスのカルテット。
Dario Deiddaは Kurt Rosenwinkelの"Angels Around"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474875971.html )のベーシスト
Peter Bernstein(G)、Guido Di Leone(G)、Dario Deidda(B)、Andy Watson(Ds)

演奏曲は、Jim Hallの曲(2,3,4,6)とJim Hallゆかりの曲が並んでいる
1.I'm getting sentimental over you
2.Bon ami
3.Two's blues
4.All across the city
5.I hear a rhapsody
6.Waltz new
7.How deep is the ocean
8.St Thomas

程よくゆったりめな4ビートを中心とした選曲。
いかにもJim Hallが好みそうな曲調が並ぶ。
ギターが2本入っているが、正直なところほとんどどっちがどっちだかわからないくらい、スタイルの似通っている。
それが故に2人が、ユニゾンでアンサンブルで、そしてそれぞれでのソロと、どう絡んできても見事なコンビネーションを見せていると言えそう。
ザクザクとしたドラムもオーソドックスにウォーキングを決めるベースも、演奏の雰囲気に見事にマッチしてて、聴いていてとても気持ちが良い。
広めのホールらしく、観客の拍手と歓声がホールに響くさまもまた良い雰囲気つくりになっている。

ラストがSt.Thomasでほっこり収まる。

ベストは、3曲めにしましょう
"Tribute To Jim Hall" Peter Bernstein (https://www.amazon.co.jp/dp/B08P2N1GSN/ )

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