"Boys in Rolls" Boys Trio

2_060.jpg
これがBoys Trioの2枚めのアルバムで、2011年の作品。
石若の録音3作めということになる。
石若本人のディスコ(http://www.shun-ishiwaka.com/home )を見ると、6枚めの録音が自分が凄いと認識した"Live at The Body & Soul" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61999075.html )で、これも2013年のリリースでした。
だが、その前の録音ってことになっている井上銘の"Wwaiting For Sunrise"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62457967.html )のほうが後に紹介していて、どうやらリリースが後だったらしい・・・。

Boys Trioの初期作は、石若凄いと思ったときからいろいろ探していたが、新品はおろか中古でも見つからず、長らく頭の片隅に残っていて、ようやく見つけたのが2015年リリースの4枚めのアルバムを2017年に見つけて紹介しているのが下記。
先日、Disk Unionのサイトでいろいろ眺めていたら、探していた初期の3枚がまとめて中古で出ているのを見つけ、速攻買いを決めたもの。

メンツは、不変の3人に、3曲にゲストが入る。
寺久保のアルバムは、過去に1枚だけ聴いている。
金澤英明(B)、石井彰(P)、石若駿(Ds)
中牟礼貞則(G:7)、寺久保エレナ(As:1,5)

演奏曲は、金澤が2曲、石若、石井が各1曲のオリジナル。Steve Swallow(2), Matt Dennis(6), Astor Piazzolla(7), Oscar Levant(8)の曲で全部で8曲。
1. エレナ
2. Ladies In Mercedes
3. Wall,and evening Garden
4. Sincerely
5. Sapporo
6. Everything Happens To Me
7. Oblivion
8. Blame It On My Youth

冒頭から、ピアノトリオのアルバムとしては意表を突いたオープニングでサックスが鳴り響く。
3拍子のワルツで、タイトルから寺久保のイメージに合わせて作られた作品ってことでしょう。
2曲めが、ラテン調リズムのちょっとゴージャスな雰囲気を感じさせる曲。
3曲めからはBoys Trioらしい旋律の曲が増えてくる。
全8曲のうち3曲がゲストの入った演奏で、2枚めのアルバムにしてトリオだけで勝負しないで変化球を入れてきているのは、。。まさかここでトリオでの表現が頭打ちってこともないと思うのだが。。 レーベルの思惑でもあったか。
5曲めが、前半がほぼサックスとドラムのデュオで石若のドラム乱打を思いっきり楽しめるところが聴きどころ。
7曲めは、中牟礼さんのギターを主役に据えたちょっとしっとりとした雰囲気の曲、ピアノとのコラボレーションが程よく優しい雰囲気を作り出している。

ベストは2曲め

"Boys in Rolls" Boys Trio (https://www.amazon.co.jp/dp/B004I18RH0/ )

この記事へのコメント