津上研太, 南博 (20210424)

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このところ、サックスとピアノのデュオをいろいろ聴く機会がありまして、まだblogで紹介してませんが、今後(いつになるか不明w)紹介できると思います。
 渋谷毅、宮沢昭 ”野百合” (https://www.amazon.co.jp/dp/B000064UF6/ )
 永武幹子、加納奈実 “Jabuticaba" (https://www.amazon.co.jp/dp/B08SD5SCP3/ )
 Jason Moran、Archie Shepp "Let My People Go" ( https://www.amazon.co.jp/dp/B08RH7J6W6/ )
 中村真、橋爪亮督 "Play Standards” (https://www.amazon.co.jp/dp/B07W8LLRBC/ )
ライブもありました。
 明田川荘之、梅津和時 “Live(20201016)” (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477963059.html )

そんななか、BOZO(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54056703.html )の2人での、同じ構成のデュオライブがあるってんで、こりゃちょっと気になるということで、緊急事態に入る直前のNo Trunksに赴いてきた次第。
と、調べてたら、2008年に同じ2人のライブを見ていました。 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53166573.html )

コロナ禍での変則時間帯ということで、18時開場、18時半開演、21時閉店という予定。
開場時間に入って一番乗り。
ピアノがいつものように定位置の反対側まで引っ張り出されており、その前に譜面台が立ててあるのがステージ配置。

きっちり定刻に演奏開始。
演奏した曲は、スタンダード、ジャズメンオリジナルに、2人のオリジナルとを混ぜたようなラインナップ。
譜面を用意していたので、おおよその演奏曲は準備していたよう。
ミディアムスローくらいのテンポで奏でる曲が多め、これくらいのテンポがBOZOでの演奏でも良い味を出してたので、この両者には一番しっくりくるテンポと感じられる。
BOZOでは、ベースドラムがはいるのでピアノのバッキングも抑制気味だが、さすがにデュオではピアノのバッキングでの音数を多めにして空間を程よく満たしてくる。
こういう塩梅もセンスの良さというか、しっかり心得てるなと感じさせる。
そんな演奏は、それぞれが低音から高音まで縦横無尽に使いながら、聴き知った両者のそれぞれの個性をたっぷり感じさせるような演奏。
実に心地良く楽しませてもらいました。

今回、南さんのMCで、ほぼ1曲ごとに曲紹介をして、いくつかの曲ではその曲の由来を紹介。
さらにそれに続いて、過去のいろんなエピソード的な話をいくつか披露してくださり、
頭をぶつけた話(2つ)、夜間の運転の話、隣人の話、お国柄みたいな話し、最後はCMコピーの話題等々。
毎回毎回マスクをつけて喋り出す、演奏開始時に外し忘れ演奏の途中ではずす。
という所作を何度か繰り返し、いちいちまどろっこしいだろうなと見てて思うほど。しょうがないんですが…

1st set 50分くらい、2nd set 1時間弱にアンコールに応えてくれ、Body & Soul を。
8時半過ぎにはきっちり終演。たっぷりと両者の演奏を楽しませてもらいました。

翌日(4/25)からしばらくNo TRunksは休業されるそうです。

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