"Odd Wisdom" Diego Pinera

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Diego Pinera(パイネラと読むらしい)というウルグアイ出身のドラマーのリーダー作。
Diego Pineraを自blogで検索すると、Benny Lacknerとのピアノトリオ作が出てきました。

本作は、そんなリーダー目当てでの購入ではなく、完全に傘下のメンツ目当てです。
メンツは下記の通りで、リーダー以外の3人が3人ともリーダー作が出たら聴きたいと思っている面々が揃ってます。
Diego Pinera(Ds)、Donny McCaslin(Sax)、Ben Monder(G)、Scott Colley(B)

演奏曲は、Diego Pineraのオリジナルが9曲に、Thelonius Monkが1曲で全部で10曲という構成。
1.Clave Tune
2.Domingo
3.Conversation With Myself
4.Robotic Night
5.Mi Cosmos
6.Space
7.Away
8.De Madrugada
9.Easter in Puglia
10.Blue Monk (Thelonius Monk) 07:16

Donny McCaslinをたっぷり堪能するという目的には好適な作品。
バックのサウンドはミディアムテンポくらいで、早過ぎず激し過ぎない中で、いろいろバリエーションを持った変化を見せるが、Donny McCaslinのテナーがほぼ全編で丁寧かつ大らかな音出しでの即興を繰り広げる。
4曲めではシンセドラムを使ってちょっと毛色の違うサウンドを聴かせ、6曲めはボーカルが主役だが後半でDonny McCaslinの良いソロを聴くことができる。
Ben Monderのギターはすべての曲で登場する訳ではないがベース、ドラムと絡んだバッキングと少しのソロで、良い味を見せている。
9曲めはサックスが抜けたギタートリオでの演奏で、格好良いけどちょっと癖のある曲。
最後がThelonius Monkで締め括られる。

ベストは1曲めにしましょう。

"Odd Wisdom" Diego Pinera (https://www.amazon.co.jp/dp/B08LG3GXCT/ )

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