"Reflection" Boys Trio

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Boys Trioの、これが3枚めのアルバムで、2011年の作品。
石若の録音3作めということになる。
この3人での演奏は2004年が最初らしく、石若は小学生だったとか(驚)
Boys Trioの初期作は、石若凄いと思ったときからいろいろ探していたが、新品はおろか中古でも見つからず、長らく頭の片隅に残っていた。
ようやく見つけたのが2015年リリースの4枚めのアルバムを2017年に見つけて紹介しているのが下記。

先日、Disk Unionのサイトでいろいろ眺めていたら、探していた初期の3枚がまとめて中古で出ているのを見つけ、速攻買いを決めたもの。
これで石若の初期録音は、非ジャズとオムニバスを除けば大半は揃ったと思う。 http://www.shun-ishiwaka.com/home
吉本の1枚"Blending Tone"(https://www.amazon.co.jp/dp/B007WUZEGQ/ )も先日入手できた!

メンツは不変の3人に、最後の曲でボーカルが入る。この唐澤さんは、今は指導者になっているようです。
金澤英明(B)、石井彰(P)、石若駿(Ds)
唐澤萌香(Vo:10)

演奏曲は、金澤が2曲、石若、石井が各1曲のオリジナル。金澤, 石井の共作が1曲、
武満徹(1), Bob Dylan(3), Frantz Doelle(4), Victor Young(9), Gabriel Faure(10)が各1曲で全部で10曲。
1.翼
2.LASEN (2012)
3.My Back Pages
4.リラの花咲く頃
5.YUREI ~幽霊~
6.十二神将
7.Una Tarde Prohibida ~禁断の午後~
8.Reflection In The Water ~水鏡~
9.When I Fall In Love
10.Ave Maria

リリカルか美旋律かメロディアスかといった感じの曲が並ぶ。
Boys Trioのアルバムのなかでは、ポップな曲が多い印象。
ピアノが他のBoysのアルバムと比べてタッチ強めに弾かれる場面が多く、それが印象的。
前作ではベースが前面に出ている場面が多い印象だったが、今作ではより3者対等の立ち位置に変化しているように感じられる。
石若のドラムが結構な攻め具合多めで、これはこのアルバムでもしっかりとした聴きどころになっている印象。
ただ、過剰に攻めた場面ではまだちょっと消化しきれていないような、グルーブというには繋がりきれていないような、ちょっとドタバタ感を感じるような気もするところも…
後半は、Boys Trioらしい美旋律系の曲を多めに配されている。
10曲めはクラシックになると思うが、ピアノの伴奏でソプラノで歌われる小品で締め括られる。

ベストはスタンダードの9曲。

"Reflection" Boys Trio (https://www.amazon.co.jp/dp/B00ADR5G9K/ )

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