"Sure Thing" David Kikoski

2_075.jpg
David Kikoskiの新作は、共演の多いベーシストBoris Kozlovとのデュオ。
リーダー作は相応聴いているつもりでしたが、自blogを漁ると単独リーダー作は、2013年まで遡ってしまいました。
ユニットとしては、OPUS5というのがありまして、ここでもBoris Kozlovも入っています。

メンツが以下の通り。
David Kikoski(P)、Boris Kozlov(B)

演奏曲は、David Kikoskiのオリジナルが4曲に、Keith Emerson, Chick Corea, John Coltrane, Jerome Kernで全部で8曲。
1.B Flat Tune
2.E
3.Fugue from “The Endless Enigma”
4.Strength for Change
5.Quartet #1
6.Satellite
7.Sure Thing
8.Winnie's Garden

ダイナミックでリリカル、スウィンギーで粒立ちの良いハキハキした演奏が心地良い。
饒舌な右手による緩急織り交ぜながらの幅広い表現がDavid Kikoskiのピアノの魅力としてしっかりと感じさせる。
多くのピアノとベースのデュオでは、ドラムがいないことでできた空間を生かしたサウンドを聴かせることが多い印象だが、ここではピアノとベースのサウンドからドラムを想起させるような、そんなビート感のある演奏を聴かせていて、まさにこういう演奏がDavid Kikoskiには演って欲しいと思わせるようなそんな作風。
選んできている曲も、Keith Emersonのバロック調の3曲め、Chick Coreaの5曲め、John Coltraneの6曲め等バラエティに富んでいて、そんなところも楽しさに繋がっている。

ベストは、ベースとピアノのコンビネーションが良い塩梅の3曲めにしましょう

"Sure Thing" David Kikoski (https://www.amazon.co.jp/dp/B08SGWD9DZ/ )

この記事へのコメント