"Griot: This Is Important!" Jeremy Pelt
Jeremy Peltの新作は例年通りのペースで、約1年ぶり。
前作は、Vol.1と銘打ったトリオでの作品で、次はVol.2かと予想していたのですが見事に外れましたw
"Art Of Intimacy Vol.1" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473918098.html )
一昨年ライブを見れてまして、その圧倒的な力量に魅了されてまして本作もあまり悩まずに買いを決めています。
"Jeremy Pelt Quintet (20191129)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/471855325.html )
本作は、そのライブの時のメンツで作られたアルバム。
このライブの時に作成されたアルバム "The Artist" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64779186.html) ではゲスト的扱いだったビブラフォンのChien Chien Luは、ここでは全編参加のよう。
メンツは、これがレギュラーグループということになりそうな面々ということになります。
Jeremy Pelt(Tp)、Chien Chien Lu(Vib)、Victor Gould(P)、Vicente Archer(B)、Allan Mednard(Ds)、Ismel Wignall(Per)、Brandee Younger(Harp:13)
演奏曲ですが、ほぼ交互に演奏だけのパートと語りの入るパートが現れる。
1.Griot - Intro (words by Jeremy Pelt)
2.Words by Paul West (spoken commentary)
3.Carry Christ Wherever You Are
4.Words by Larry Willis (spoken commentary)
5.Underdog
6.Words by JD Allen (spoken commentary)
7.Don’t Dog The Source
8.Words by Bertha Hope (spoken commentary)
9.A Seat At The Table (words by Bertha Hope) (music with commentary)
10.Words by Harold Mabern (spoken commentary)
11.Solidarity
12.Words by René Marie (spoken commentary)
13.A Beautiful (f*cking)
14.In Spite Of...(words by Warren Smith)
15.Words by Ambrose Akinmusire (spoken commentary)
16.Relevance
これは音楽のアルバムではなくて、インタビューが主体で、演奏はBGM程度の扱いと思った方が良さそう。
ただ、そもそも何言ってるか分からんというのが前提なので、何言ってるかわかる人の評価は異なるかもしれません。
前述の通り、おおよそ1トラック毎に喋りと演奏が交互に現れるので、1曲終わったら1曲飛ばすなんて聴き方をすれば、演奏だけが聴けるんですが..。
8ビート多めクールな雰囲気漂うコンテンポラリジャズで、ライブの時と同様にビブラフォンのChien Chien Luがここでも良い味を出していること、Jeremy Peltの力感のある朗々とした演奏の素晴らしさ等々クオリティの高い演奏が楽しめる。
が、曲調に反してせわしないことになるので、そう頻度高くここまでして聴きたいかと言われると… という感じ。
次作では、このレギュラーグループでのがっつりした演奏だけをたっぷりと楽しみたい。
ベストは5曲めに
"Griot: This Is Important!" Jeremy Pelt (https://www.amazon.co.jp/dp/B08SLGF676/ )
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