"Honda Takehiro Trio Live 1974" 本田竹曠
本田竹曠のライブ発掘音源で、弟子の荒武氏が先日起こした OwlWingRecord(https://owlwingrecord.net/)からリリースされたもの
本田竹曠は2006年に亡くなってますが、存命中はほとんど演奏を聴いておらず、弟子筋の中島さち子さん(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61839343.html ), 荒武裕一朗さん(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62295756.html )を聴いている流れから聴き始めているようなところがあります。
自blogを漁ると、以下のような紹介文が見つかります。
"I Love You" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62121753.html )
"Earthian Air" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62161978.html )
"紀尾井ホール ピアノリサイタル" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62613007.html )
"In A Sentimental Mood" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63506666.html )
"My Funny Valentine" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63730052.html )
多くは、図書館で借りてるような気がしますが..
本作は、1974年7月に大分のZADOというライブハウスで収録されたもので、これまで未発表だったもの。
メンツは盤石の以下の通り。
本田竹曠(P)、望月英明(B)、古澤良治郎(Ds)
演奏曲は、オリジナル有名曲からスタンダードなどを..。
01 Salaam Salaam
02 By the time I get phoenix
03 Ballad Medley: When sunny gets blue - I can’t get started - Ain’t tell you a good way but - Georgia on my mind
04 Natural Tranquility
05 Sugar
5分強のソロピアノを淡々と奏でたところで、一気に怒涛のサラームに雪崩れ込みドラムが入ってベースが入って雰囲気が一転する。
切り替わったすぐは、ちょっとまごつくような気配だが、程なく修正されて演奏のテンションがぐんぐんと上がってゆく。
そんなドラマチックな最初の曲。
中程は、タッチの強弱をしっかり使い分けメリハリをつけ緩急織り交ぜての思い入れたっぷりな風情の演奏。
はっきりとした語り口がなんといっても心地良さを醸成する。
堅実系安定のベース、奔放でダイナミックな側面をもみせるどらむコンビネーションも素晴らしい。
何曲かフェードアウトで終わるのがちょっともったいないが、いずれも長尺の演奏だし見事な演奏をたっぷりと楽しむことができる。
ベストは、なんだかんだ1曲めに尽きるでしょう。
"Honda Takehiro Trio Live 1974" 本田竹曠 (https://www.amazon.co.jp/dp/B08CM12WB8/ )
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