"Breathe" Lonnie Smith
Lonnie Smithのアルバムは、2018年に一度紹介しています。
"All In My Mind" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64552525.html )
このときの文頭に「blogでLonnie Smithの名前が出てくるのは実は初めてで、。。」とありまして、実はあまり積極的に聴いている人ではありません。
本作も新譜情報を見た時は一瞬目が留まりましたが、最初はスルーしています。
が、メンツを見て気が変わりました。
Jonathan Kreisberg, Johnathan Blakeとくると、気になる度上昇しないわけがない。
ゲスト的に参加している管楽器の面々も、ちょっと気になる存在で、こうなると買わないわけにはいかない。
かくいうメンツは以下の通り。巷の話題は、Iggy Popの参加のようだが、個人的には門外漢なので。。。(^^;;
Dr.Lonnie Smith(hammond B3)、Jonathan Kreisberg(G)、Johnathan Blake(Ds)、
John Ellis(Ts:2,3,4,6)、Jason Marshall(Bs:2,3,4,6)、Sean Jones(Tp:2,3,4,6)、Robin Eubanks(tb:2,3,4,6)、
Alicia Olatuja(Vo:6)、Iggy Pop(Vo:1,8)
演奏曲は、Lonnie Smithのオリジナルが5曲、Thelonious Monkが1曲、
Iggy Popが歌ってる2曲が、Timmy ThomasとDonovanなんですが、この両名はロックの人なんでしょう。門外漢なもんで(^^;;
01 Why Cant We Live Together featuring Iggy Pop
02 Bright Eyes Live
03 Too Damn Hot Live
04 Track 9 Live
05 World Weeps Live
06 Pilgrimage Live featuring Alicia Olatuja
07 Epistrophy Live ()
08 Sunshine Superman featuring Iggy Pop
オルガンの奏でる高音基調のサウンドに、徐に渋い男声の歌唱が入ってくるが、この声がこの盤のハイライトであるIggy Popの歌唱。
一般的なオルガンジャズな気配からするとかなりあっさりとした印象で、この雰囲気はセルジュゲンスブールを想起させる。
2曲めは、複数の管楽器とのコラボレーションで音の厚みを感じさせるようなサウンド。
曲が変わると楽器構成が大きく変化しており、4本の管楽器が入ると演奏は、ビッグバンド的な厚みのあるものになり、さらにサックスとかトランペットとかのソロがライブらしくたっぷりと時間をかけた演奏を楽しませてくれる。
その分、オルガンすらも前面から追いやられている場面もなきにしもあらずだが…。
ボーカルは、最初と最後のIggy Popと、6曲めのAlicia Olatujaと2人で3曲入る。
Alicia Olatujaのゴスペル感たっぷりの歌唱が素晴らしい。
Iggy Popの方が気持ちよくノりよい歌唱を聴かせている印象ではあるが、おそらくジャズぽい方面でも見事な歌唱を披露していてるという評価なんでしょう。 門外漢なもんで..(^^;;
個人的嗜好で、Jonathan Kreisbergを楽しみにしていた部分が大きかったが、あまり前面に出てくる頻度が高くなく残念。
大半の曲ではバッキングに徹しているが、6曲めでがっつりなくソロを披露しているところが聴きどころ。
ベストは、その6曲めにしましょう。
"Breathe" Lonnie Smith (https://www.amazon.co.jp/dp/B08S311JPQ/ )
この記事へのコメント