"Daring Mind" Jihye Lee
韓国出身でNewYorkで活動しているComposer, Band Leader である Jihye Lee のラージアンサンブル作。
この人を知ったのは、Twitterだったかの挾間さんの文章からで、ちょっと気になっていたのでwish listに入れていたもので、そのまま購入に至っています。
これまでも、若手による気になるラージアンサンブル作はいろいろ聴いてきているので、その一貫での購入
本人のサイト(https://jihyemusic.com/albums )をみるとこれが3枚めのamazonでは、韓国でリリースされたアルバムとか、もう少しヒットする。 ただ同名異人の可能性も否定できないが..
メンツは以下の通り、しっかり書き出してますが、Sean Jones, Alan Ferber, Mark Ferberなんて名前が見えます。
Ben Kono(As)、Rob Wilkerson(As)、Quinsin Nachoff(Ts)、Jeremy Powell(Ts)
Brian Pareschi(Tp)、Sean Jones(Tp)、John Lake(Tp)、Alex Norris(Tp)
Mike Fahie(Tb)、Alan Ferber(Tb)、Jennifer Wharton(Tb)、Nick Grinder(Tb:1,3 4,6,7,9)、Mark Patterson(Tb:2,5)
Adam Birnbaum(P:1,3 4,6,7,9)、Haeun Joo(P:2,5,8)、Sebastian Noelle(G)、Evan Gregor(B)、Mark Ferber(Ds)
演奏曲は、すべてJihye Lee のオリジナルで良いでしょう。
1.Relentless Mind
2.Unshakable Mind
3.Suji
4.I Dare You
5.Revived Mind
6.Struggle Gives You Strength
7.Why Is That
8.Dissatisfied Mind
9.GB
楽器毎のパートというパターンが多そうだが、3つか4つに分かれたパートが絡み合って、重合するフレーズ、同じフレーズのリフレイン、いろいろなアイデアを駆使した緻密な音の重なり合いで作り上げていく美しいサウンドが魅力的。
冒頭の数曲はビートが効いたものだが、徐々にビート感よりも、曲によってはエレガントだったり陽気な雰囲気等々、さまざまな表現表情を見せるという多彩さななかにも見事な構築美を聴かせる。
冷静に聴いていると、ジャズらしからぬ雰囲気すら感じさせるような曲をも含みながら、それでいて全体としては実にジャジーな演奏に仕上がっているところは、見事。
ベストは、3曲めにしましょう。
"Daring Mind" Jihye Lee (https://www.amazon.co.jp/dp/B08SV1G4G4/ )
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