"Another Land" Dave Holland
Dave Hollandの近作は、
2013年の"Prism"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62274554.html )
2016年の"Aziza"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63972333.html )
2019年の"Good Hope"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/471855685.html )
と、楽器構成を少し変えメンツも少し変えて作品をリリースしており、いずれも興味深い意欲的な作品です。
そして、本作も楽器構成を少し変えメンツも少し変えたギタートリオでの新作です。
メンツは、Kevin Eubanks, Obed Calvaireを擁したトリオ作です。
Dave Holland(B)、Kevin Eubanks(G)、Obed Calvaire(Ds)
演奏曲は、Dave Hollandが4曲、Kevin Eubanksが4曲、Obed Calvaireが1曲のオリジナルを持ち寄った全部で9曲。
01 Grave Walker
02 Another Land
03 Gentle Warrior
04 20 20
05 Quiet Fire
06 Mashup
07 Passing Time
08 The Village
09 Bring It Back Home
曲調は軽めのファンクといった様相。
イントロにベースが入る曲が半分以上あるが、テーマと最初のソロをギターが露払い的に担って、そのバッキングから徐にベースソロへと展開していく。
前面にはギターが出てきているが、主役はベースだなぁとわかるようなサウンド。
Kevin Eubanksのちょっとダークでブルージーなギターに、Dave Hollandの骨太で王道的なベースが絡むことで、一種独特な雰囲気を醸し出しているところがこのバンドの魅力であり聴きどころなんだと思う。
いずれも特段際立って派手な演奏だったりテクニカルな演奏だったりするわけではないが、グルーヴ感のある演奏は、いずれも格好良いことは間違いのないところ。
ベストは6曲めにしましょう
"Another Land" Dave Holland (https://www.amazon.co.jp/dp/B08Y4L9Y6Y/ )
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