"Outspoken -The Music Of The Legendary Hasaan" Brian Marsella

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Hasan Ibn Aliという謎めいた伝説のピアニストのトリビュート作で2018年にリリースされたもの。
前回(6月)の新譜会の後に、今年Hasan Ibn Aliのアルバムが再発されたのが話題になり、
 "Metaphysics: The Lost Atlantic Album" (https://www.amazon.co.jp/dp/B08KR71VNS/ )
その流れでNo Trunksのマスターに教えてもらい聴かせてもらったんですが、3ヶ月くらい塩漬けにしてあったものをようやく聴きました。

リーダーのBrian Marsellaですが、自blogを漁ると、10年前と今年の2枚のアルバムが出てきました。
ドラムのAnwar Marshallは、こちらも10年前のOrrin Evansのアルバムに入ってました。
ここにChristian McBrideが加わったピアノトリオ。
Brian Marsella(P)、Christian McBride(B)、Anwar Marshall(Ds)

演奏曲は以下の通りで、詳細は未確認ですが、Hasan Ibn Aliゆかりの曲と解釈してます。
1.Three-Four vs Six Eight Four-Four Ways
2.Per Aspera Ad Astra
3.Pay Not Play Not
4.Almost Like Me
5.Off My Back Jack
6.A Jawn For Hassan
7.Din-Ka Street
8.Hope So Elmo

硬質でありながらスウィンギーな演奏、打鍵の強さが心地良さに繋がっているというのが根本だと思うが、聴き進めていると、速弾きのテクニックも盤石で、堅実に粒立ちの良さを感じさせる速くて硬質なサウンドの凄さを感じさせる。
非常に格好良い演奏で、とくに磐石なベース、ドラムによるノリの良い4ビートに対峙して、硬質な打鍵のピアノがガシガシと攻め立ててくる心地良さは特筆したくなるレベル。
と、実はメンツを再確認せずにつらつら聴いていたんですが、ベースの力強い運指が素晴らしいことに気がつき(後から考えればChristian McBrideなので当然なんですが)、さらにドラムとのコンビネーションが秀逸であることにムムムッとなって、また最初からじっくりと聴き込むのでありました。

ベストは3曲め

"Outspoken -The Music Of The Legendary Hasaan" Brian Marsella (https://www.amazon.co.jp/dp/B07G2DM8XK/ )

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