永武幹子、津上研太(20210925)

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コロナ禍(+個人的に予定が合わないことがいろいろあって)で、なかなかライブに赴く機会もつくれず、(No Trunksではアルコールなしでライブはやっていたのだが、)前回は6月だったので3か月ぶりのライブとなりました。
 "Childhood トリオ (20210619)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/482085000.html )
さらに、永武さんを見るのは、自分でもちょっと驚くなんとほぼ1年ぶりでありました。

18時開演で20時までには終了、長い1セットか短めの2セットかという告知だったが、短めの2セット構成でした。 
バラードが多めな選曲で、津上のきれいな音色のサックスがしっとりかつ朗々と鳴り響く。
循環呼吸は使ってないと思うが、音の途切れなく吹き切っていくさまが実に心地良い。
永武が津上のバラード演奏が気に入っているとMCで語っていたが、
あとの祭りの会話の中で、津上のサックスの音色には色気かあるなんて話があって、あぁそれはわかる気がすると合点がいった次第。
久々に聴く永武の演奏は、バッキングこそ曲調と津上の演奏に沿った演奏という様相だが、ソロになると、速めのテンポの曲だけでなくバラードな曲でもいつになくアグレッシブな演奏を披露してくれて、低音から高音まで縦横に使い切り、速いフレーズからエモーショナルな表現からと、ダイナミックな演奏を繰り広げる。
用意していたのが、1st2nd各4曲ずつで、それぞれのオリジナル各1曲は2ndセットで披露。
他の曲はあまりメジャーでない?スタンダードか、それに準ずるような曲が多めでものすごく渋い選曲だなぁという印象。
覚えている限りでは、Antonio Carlos Jobim を1stの2曲めで披露、あとは1sttセットの終わりがOrnette Coleman で、2ndセットの終わりは Charlie Parker だったはず。

2ndの途中で、津上さんがちょっとめまいがしたとのことで、無理はしないでアンコールはなし。
定刻の20時の少し前にしっかり終了しました。

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