"Rudi Berger Feat Toninho Horta" Rudi Berger

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Toninho Hortaもなんだかんだ最近多作で、前作はBarbara Casiniとのコラボレーション作
その前が、2020年2019年とコンスタントにリリースされています。

本作は、ウィーンのバイオリニストであるRudi BergerとToninho Hortaが共演している演奏をRudi Bergerが集めた作品ってことだと思うが、双頭名義でも良いような..。
Toninho Hortaの作品は、本人の人気は一定はしっかりあると思うが、日本での購入となると少々ハードルが高いことも多く、本作はリーダー作ではないのもあって完全に見逃していて、聴かせてもらったもの。
3つのパートに分かれてメンツが異なるが、録音は1988~2019年までと幅広く、録音場所もSteinakirchen, Wien, NewYork, Rio De Janeiroと多岐にわたっている。(詳細は不明)

(1-8)
Rudi Berger(Vln)、Toninho Horta(G,Vo)
(9-12)
Rudi Berger(Vln)、Toninho Horta(G,Vo)、Maucha Adnet(Vo)、Peter Madsen(P)、Cliff Korman(Kbd)、
Victor Bailey(B)、Jay Andersen(B)、Kenwood Dennard(Ds)、Valtino(Per)
(13-17)
Rudi Berger(Vln)、Toninho Horta(G,Vo)、Lena Horta(Fl)、Helio Delmirio(G)
Jorge Helder(B)、Yuri Popoff(B)、Robertinho Silva(Per)、Marcos Suzano(Per)

演奏曲は、Rudi Bergerが5曲、Toninho Hortaが8曲、Yuri Popoffが3曲のオリジナルとその他2曲で全部で12曲。
01 Waltz for Jeremy
02 When Eagles Fly on Sunday
03 Pilar
04 My Minor Blues
05 Minas Train
06 Georgia on My Mind
07 Beautiful Love
08 Ballad for Zawinul
09 Ouverture
10 Bossa for Toninho
11 Profunda Emocao
12 Beluschka
13 Lembrando Hermeto
14 Vertentes
15 Dona Olimpia
16 Autumn in Brooklyn
17 Viver de Amor
18 Gabriele

前半は、主にバイオリンが主旋律でギターが伴奏という分担ではあるが、演奏している曲がToninho Hortaの有名曲が多いこともあってか、Toninho Hortaのソロにバイオリンが客演しているといっても過言でないような内容。
双方が双方の演奏の邪魔をせず良い感じに絡み合っていて、非常に心地良い。
中盤は以降は、楽器が増えるためギターが伴奏楽器の1つに埋もれるような感じで、バイオリンの存在感がより前面に出てくる。
こうなるとToninho Hortaの存在感がちょっと弱まってしまうのがちょっと残念。曲により歌ってはいるが。。
後半はさらにフルートが入り、フロントが2楽器になりバンドでのサウンドという様相に変化していく。
ということで、一般的には後半に行くに従って音の厚みが出てきて、バンドサウンドに変化していくおもしろさみたいなものを楽しむ流れかと思う。
が、個人的には前半の楽器が少ないところが聴きどころと感じられ、後半になると個の魅力が薄れちゃう場面が増えたかなぁと思ってしまう。
完全に個人的嗜好ゆえですね。

ベストは5曲めでしょう

"Rudi Berger Feat Toninho Horta" Rudi Berger (https://www.amazon.co.jp/dp/B08KGT7DKV/ )

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