"Live at OurDelight”石田衛、宮川純

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石田衛と宮川純という2人のピアニストのデュオ作です。
この作品は聴かせてもらってます。が、買ってもそう高額ではありません。
宮川はリーダー作を聴いていますが、石田はライブは見てるんですが、リーダー作は..
 "浅利史花, 石田衛デュオ独壇場+ (20200316)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474091829.html )
埼玉県蕨市にあるOurDelightというライブハウスで2021年1月に行われたライブを収録したもの。
石田はピアノを弾くが、宮川はHammond B3を弾いているのだが、この2つの楽器を同時におけるハコってのは凄いところだなぁと変なところで感心してしまう。

メンツは、石田、宮川の2人
石田衛(P)、宮川純(Org)

演奏曲は、たぶん5曲がどちらかのオリジナルで、3曲がジャズメンのオリジナルで良いと思います。
1.Minor
2.チャッチャー
3.Waltz for Ms. Baker
4.Time After Time
5.My Ship
6.Leo
7.The One Cames Suddenly
8.Night Mist Blues

全体に、ミディアムテンポくらいで演奏される、4ビート、ブルース、3拍子といった演奏で、ゆったりした気分で聴かせてくれるライブ録音。
ピアノとオルガンが良い塩梅に、フロントとバッキングとを入れ替わることで、曲の表情が変わってくるような感じがでているのがおもしろいところ。
宮川がフロントに出ると、そうコッテリってわけではないがそれでもブルージーな雰囲気がでてくるのは、楽器の特徴ってだけではないような気がする。
石田のピアノが前面にでると、ほっこりと優しい雰囲気が前面に出てくるような印象で、これは石田のピアノの持ち味がしっかり出ている印象。
とくにスローな曲での石田のバッキングのニュアンスが何とも素晴らしく、繊細でありながらしっかりとした表情を見せてくれる、こんな演奏の瞬間が石田らしさを感じさせて個人的には気に入っている。

ベストは8曲めに

"Live at OurDelight”石田衛、宮川純 (https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZLDD55T/ )

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