"Canteiro" Andre Mehmari
Andre Mehmariも多作で、自blogを漁ると1年1枚程度のペースでアルバムが出てきます。
近作から並べると以下の通り..
"Nosso Brasil" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475607470.html )
"Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/468894226.html )
今年も1枚出ているのですが、これは限定数が少なかったようで入手できませんでした。
"Musica Para Uns Tempos De Colera"(https://www.amazon.co.jp/dp/B08JXCJPN3/ )
本作も、2012年に数量限定でリリースされたもので、未入手だったもの。
先日、死蔵品放出の情報を見つけて入手出来たもの。
メンツは、ピアノトリオを基本に、ギター、パーカッションが入る演奏に、多くのボーカルを起用したもの。
Andre Mehmari(Vo,P)
Antonio Zambujo(Vo)、Carlos Aguirre(Vo)、Claudio Nucci、Jussara Silveira(Vo)、Leandro Maia(Vo)、Luciana Alves(Vo)、Luiz Tatit(Vo)、Mateus Sartori(Vo)、Mônica Salmaso(Vo)、Ná Ozzetti(Vo)、Sérgio Santos(Vo)、Simone Guimaraes(Vo)、Silvio Mansani(Vo)、Tiago Pinheiro(Vo)
Neymar Dias(B)、Sérgio Reze(Ds)
Chico Pinheiro、Eser Menezes(oboe)、Hamilton de Holanda(G)、Ivan Vilela、Leandro Maia、Luca Raele、Ricardo Cruz、Sérgio Santos(G)、Teco Carsoso
演奏曲は、Disc1とDisc2の10曲めまでが本編で、disk2の11曲めからはBonus Tackという扱い。
すべて共作を含むAndre Mehmariの作品で良いはずです。(日本語訳付きの歌詞が入ってるがその曲ごとにクレジットが書いてあってチェックが面倒w)
Disc 1
1. A beira da cancao
2. Apenas o mar
3. Baiao de Reza
4. O Canticos dos Quanticos
5. Clara
6. Cruce
7. Meia Lagrima
8. Desalvorada
9. Guardar
10. Amor da terra
11. Insisto
12. Pra amada imortal
13. Ida e volta
14. Ninguem compreende
15. Velha inquietude
16. Brilha o carnaval
Disc 2
1. Festa dos Passaros
2. Viagem de Verao
3. Valsa Russa
4. Sal, Saudade
5. Tentar dormir
6. Ultima Valsa
7. Florbela
8. Luzidia
9. Canteiro
10. A beira da cancao
11. Modular Paixoes
12. Insisto
13. Vento Bom
14. Brilha o carnaval (playback)
ピアノのギターを中心とした演奏が大半を占め、そこにポルトガル語の歌詞が乗る。
ドラムの起用が限定的で全体としては、ゆったりとした雰囲気に包まれた楽曲が並ぶ。
数曲、あきらかにブラジル色が希薄になる曲があり、
disc1,14曲めみたいなストリングス入りでゴージャスだったり、disk1,16曲めが全体の雰囲気からすっかい浮いた明るい曲調だったり、中には、dics1,12曲めのように完全にクラシックを元にした曲で、"エリーゼのために"をモチーフにしたフレーズの入る曲があったりと、多彩な曲調がところどころに表れていてなかなか侮れない。
後半になるに従って、よりブラジル感が希薄になって、お伽話とかの挿入歌に使われそうな優しい旋律で女性ボーカルの曲が増えてくる感じで、全体を通してもどことなくミュージカルを想起させるような物語性のある作品って気がしてくる。
歌詞はわからない(くせに対訳も読まない)が、アルバムとして大きな物語を表現しているのではないかと推測するが…。
Andre Mehmariのブラジルなハーモニーを元にしながら固有のサウンドを響かせる気持ち良いサウンドは前半に多くある感じで、個人的にはこっちに好きな演奏が多い。
ベストは、disc1,9曲め
"Canteiro" Andre Mehmari (https://www.amazon.co.jp/dp/B0083PIVEQ/ )
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