"Flora and Fauna" 桃井裕範
桃井裕範さんというドラムの人のリーダー作です。桃井さん、知りませんでした。ごめんなさい。
本人のhp(http://www.hironorimomoimusic.com/ )をみると2014年までNYで活動していたとのこと。
自blogを漁ったら、Still Caravan というバンドのタワー限定盤で聴いていました。
”Taking Our Time” (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64455868.html
メンツですが、渡辺翔太、Zak Croxallとのトリオを軸に曲ごとに多彩なゲストを入れてくる構成。
渡辺翔太は、2枚リーダー作を聴いています。Zak Croxallは初聴きの人。
"Awareness" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64531360.html )
"Folky Talkie" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473385963.html )
桃井裕範(Ds)、渡辺翔太(P,Key)、Zak Croxall(B)
Nir Felder(G:1)、Alan Kwan(G:3,9)、Gilad Hekselman(G:4)、西田太一(G:6)
角田隆太(B:5)、佐瀬悠輔(Tp:2,5)、松丸契(Sax:8)、MELRAW(Sax:11)
後藤正文(Vo:3)、なみちえ(Vo:6)、Gold Mountain(Vo:10)、ゾベリョウ(Vo:12)
演奏曲は、すべて桃井のオリジナルで良いと思います。
1.Into the Stratosphere feat. Nir Felder
2.Skin Deep feat. 佐瀬悠輔
3.Fog feat. Gotch
4.Tail of a Comet feat. Gilad Hekselman
5.Gray Rhino feat. 角田隆太 (from モノンクル)
6.Touches feat. なみちえ and Potomelli
7.IHDS
8.Bury the Hatchet feat. 松丸契
9.Gemini feat. Alan Kwan
10.Water Temple feat. Gold Mountain
11.Regression feat. MELRAW
12.Through the Seasons
13.Hands feat.ミゾベリョウ (from odol)
しばらく聴かないで、メンツをすっかり忘却して聴き始めたら、
1曲めのギターがNir Felderで、4曲めのギターがGilad Hekselmanだったのねと感嘆している次第。
さすがに、ん⁉︎このギターって?と思わせるだけのことあるなぁと。
そんな感じで聴いていると3曲めでギターを弾いているAlan Kwanもなかなかの良いんでないの⁉︎と、発見もあったり..。
聴いていて印象的に響くのが渡辺のピアノで、どの曲もピアノが全体を引っ張ってってるような感じで、リーダーの桃井と 良いコンビネーションをみせている。
ボーカルが入って、ラップが入って、黒田卓也な曲があってと曲調も多彩なら、前述のNir Felder, Gilad HekselmanとNY招聘の面々から、最近話題のサックス奏者2人、 松丸契、MELRAW、さらには ものんくる とオッと思わせるゲストミュージシャンを多数招聘し、入れられるものはぜんぶ入れてしまえ的なてんこ盛り感たっぷりなアルバム。
リーダーの桃井と、ピアノの渡辺の演奏を聴いていると、最近のNYのジャズを聴いているように感じさせる部分が出てきたりして、さすがに新しいサウンドに対する探究心というか、しっかり聴いてしっかり影響を受けているなというのが感じられるところが個人的には楽しかったところか。
ベストは1曲めでしょう
"Flora and Fauna" 桃井裕範 (https://www.amazon.co.jp/dp/B096FL56WQ/ )
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