"20Years Holy Alter War-Mirror Ballism Tour LIVE" DC/PRG

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解散を表明した直後?にリリースが明確に告知された7枚組のアルバム(高額)。
実は、2007年にも解散表明をしていたはず (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a46552794.html )だが、人気のあったバンドなので気せずして復活を果たし、そしてまた解散を宣言していることになるのだが…。
菊地含め、初期からの主要メンバー(といっても、菊地、坪口、津上、大儀見 程度? この4人の指人形がついていたんだ おぉ!!)
それぞれがいい歳になっているなかで、このライブでの新メンバー加入なんかもしているので、再びの復活があるか⁉︎なんて期待も気にしつつ、がっつりと購入しました。高かったけど。
そんななんで、dcprgの知りうるかぎり+自blog紹介のアルバムを並べておきます。全部持ってるはず。
1期
 "Pan-American Beef Stake Art Federation's" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01M4R4A6A/ )
 "Report From Iron Mountain" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00005MMDX/ )
 "Musical From Chaos" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00009WASL/ )
2期
 "Structure Et Force" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07YDTJ6RV/ )
 "Stayin' Alive/Fame/Pan-American Beef Stake Art Federation-2 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0002I85W0/ )
 "Musical From Chaos 2 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0007MCI4C/ )
3期
 "Second Report From Iron Mountain Usa" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61232343.html )
 "フランツ・カフカのサウスアメリカ" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63222765.html )
本作は、解散なんて口にしてない2019年の3箇所での公演を完全収録した7枚組のアルバムでその場所は、
Disk1,2 2019年11月14日 梅田
Disk3,4 2019年11月26日 福岡
Disk5-7 2019年11月28日 新宿
さらに、解散を表明した後の2021年の2公演(下記)をダウンロードできる権利をくっつけた大作。
「Hey Joe,We're dismissesd now」
2021年3月26日 大阪
2021年4月2日 東京
解散表明は、https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/27720 を参照。

メンツは、菊地曰くdcprg歴代で最強なメンバーであるところの以下の面々
菊地成孔(Key,CDJ)
坪口昌恭(Key)、小田朋美(Key)、大村孝佳(G)、近藤佑太(B)
千住宗臣(Ds)、秋元修(Ds)、大儀見元(Per)、
津上研太(Sax)、高井汐人(Sax)、Melraw(Sax:CD5-7)、類家心平(Tp)
DyyPride(MC:CD5-7)、Maria(MC:CD5-7)、OMSB(MC:CD5-7)

演奏曲は3公演すべてで9曲を同じ曲順で演奏しているという内訳で、新宿だけ演奏時間が長いんでしょう、3枚に分けて収録されている。
さらに、2021年3月と4月の演奏がダウンロードで聴けるが、これも曲順は一緒のよう。
菊地の長い長いMCもそのまま入っているところが貴重。
Disk1
1 Structure I La Structure De La Magie Modeme
2 Frantz Kafka's America
3 Play Mate in Hanoi
4 Perfect Day For Jungle Cruize
5 Ronald Regan Other Side
Disk2
1 Catch 22
2 Circle line, Hard Core Peace
3 Hey Joe
4 Mirror Balls
Disk3
1 Structure I La Structure De La Magie Modeme
2 Frantz Kafka's America
3 Play Mate in Hanoi
4 Perfect Day For Jungle Cruize
5 Ronald Regan Other Side
Disk4
1 Catch 22
2 Circle line, Hard Core Peace
3 Hey Joe
4 Mirror Balls
Disk5
1 Structure I La Structure De La Magie Modeme
2 Frantz Kafka's America
3 Play Mate in Hanoi
4 Perfect Day For Jungle Cruize
5 Ronald Regan Other Side
Disk6
1 Catch 22
2 Circle line, Hard Core Peace
3 Hey Joe
Dik7
1 Mirror Balls

前述の通り公演ごとに同じ曲を演奏しているが、
公演ごとに、(テンポもちょこっと違う曲もある??とか、東京では数曲にボイス、ラップが入るとか、)細かく分析はしないが、なんだかちょこっとづつ雰囲気が違うのは会場のノリとかで演奏のクオリティに多少なりとも差が出ているのか、はたまたその他の要因があるのか。
ご承知の通り、このバンドの曲はポリリズムを含む複数のリズムが同時進行する難解なリズムの曲が目白押しではあるが、いずれの演奏も破綻なくしっかりと演奏できているのは、なんだかんだでやっぱり凄いなと。
ダンスバンドということになっているので、そんな複雑なリズムのどこかのパターンで身体を揺すれるよう、とくにホーンがキメの部分をきっちりと抑えてきてこれが演奏をしっかり締めているように感じる。
もちろんソロとか単独の演奏が格好良いことは言うまでもない。
キーボードは、たぶん左が小田で右が坪口だと思うが、よりエモーショナルな演奏を披露しているのが小田と推測。
初期は大友良英が演奏していたギターのパートだが、あそこまでの破壊力はないが、ぶっ飛んだ演奏も交え攻めるときはかなり攻めてて楽しい。
新宿の最後の曲(Disk7-1)がラップが盛大に入ってきて一番印象が変わってる。

ベストは、東京のCatch22(disk6-1)

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