"Everything Happens To Be" Ben Goldberg
本作は、Mary Halvorson参加ということで聴かせてもらったアルバム。
Mary Halvorsonの参加作はコンスタントにリリースされているようだが、フィジカルなものだと入荷数が限られるようでなかなか入手が難儀なものも多い。
リーダーのBen Goldbergは、これまで意識して聴いたことはなさそうで、自blogを漁ると、Nels Clineの"Lovers" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63915967.html?1634338994 )の大勢の中の一人としてクレジットされてました。
他のメンツは、ドラム、ベースはMary Halvorsonとの共演でお馴染みだが、Ellery Eskelinは初聴きのよう。
Ben Goldberg(Cl)、Mary Halvorson(G)、Ellery Eskelin(Ts)、Michael Formanek(B)、Tomas Fujiwara(Ds)
演奏曲は以下の通り。すべてBen Goldbergのオリジナルでよさそうです。
01. What About (5:42)
02. 21 (6:14)
03. Fred Hampton (4:48)
04. Everything Happens To Be. (7:05)
05. Cold Weather (6:23)
06. Chorale Type (9:53)
07. Tomas Plays the Drums (5:51)
08. Long Last Moment (5:11)
09. To-Ron- To (5:32)
10. Abide With Me (1:10)
Mary Halvorson特有のちょっと歪ませ、ちょっと音程をずらして、ちょっと余計な音を入れてくるギターサウンドと,そんな個性的なサウンドにクラリネットもサックスも加担して全体を形作る。
2管が縦横無尽かつ自由奔放に音を撒き散らしテーマになると思われるフレーズを微妙にずらして演奏する、
そしてその間隙を縫ってまとわりつくように絡んでいくギター。
サイド参加ということもあってか、聴き慣れた音使い以外に、これまであまり聴いたことのないエフェクト音を駆使する場面などもあって、おっと思わせる。
その心地悪さと気持ち良さとが渾然一体となったサウンドが、なんとも魅力的。
ベストは6曲め
"Everything Happens To Be" Ben Goldberg (https://www.amazon.co.jp/dp/B094TWHK5P/ )
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