"Live" Ludovic Ernault

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Ludovic Ernaultというフランスのサックス奏者のリーダー作でリーダー含め皆さん初聴き。
この盤は完全にジャケ買いです。この4人でお辞儀している姿に、内容がよさそうな気配を感じとって購入を決めています。
2019年2月に録音されたもので、3曲めだけ2020年1月の演奏とのこと。フランスで録音。

メンツは以下の通り。ワンホーンカルテット編成で、皆さん初聴きです。
Ludovic Ernault(As)、Enzo Carniel(P)、Florent Nisse(B)、Simon Bernier(Ds)

演奏曲はすべてリーダーであるLudovic Ernaultのオリジナル。
1.Dreamland
2.Green
3.Reina
4.Mars
5.Next Fall
6.Hommages
7.Tout feu tout flamme
8.Danse

8ビートのちょっと凝ったリズムを中心としたコンテンポラリ系に、少しスピリチュアルな曲が混ざるような構成。
ピアノトリオが、派手ではないが凝った曲を、自由度高く変幻自在に演奏を動かしていって、一筋縄ではいかないようなサウンドに仕上げていてそこが大きな聴きどころになっているか。
そのピアノはBrad Mehldauの影響を感じさせるような演奏スタイルが感じられ、個人的には特に5曲めでのソロの格好良さに惹かれた。
ドラムの繊細で複雑で細かい所作がピアノトリオの一筋縄でいかないところに大きく影響していそう。
音数は多いほうになると思うが、それでいてやかましく感じないところが、巧さなんだろうなと思わせる。
Ludovic Ernaultのサックスは、難易度高めなピアノトリオと絡んでの演奏から、伴奏に乗って気持ちよく自身の世界を聴かせていくソロと丁寧な演奏が好印象。
予想通りに格好良い演奏が楽しめ満足しています。

ベストは4曲め

"Live" Ludovic Ernault (https://www.amazon.co.jp/dp/B0943YTRNB/ )

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