"Color Of Us Suite" Donald Edwards

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Donald Edwardsのリーダー作は、復活したCrissCrossレーベルの復活第一弾のアルバム。
Donald Edwardsのリーダー作を聴くのは2014年以来だが、参加作はOPUS5とかJoey Calderzzoのリーダー作とかいくつか聴いてます。

本作はギターの入ったワンホーンクインテットで、最初と最後の曲にゲストでボーカルが入る。
Donald Edwards(Ds)、Anthony Wonsey(P)、Ben Wolfe(B)、David Gilmore(G)、Abraham Burton(Ts)
Sophia Edwards(Vo:1)、Frank Lacy(Vo:8)

演奏曲はすべてDonald Edwardsのオリジナル。
1.Little Hopes
2.Red
3.White
4.Blue
5.Intro to Black
6.Black
7.Brown
8.Tan
9.Finding Beauty
10.Hurricane Sophia

最初の曲の冒頭で子供の声で唄が入るところで、なんじゃこりゃとちょっと引いたのは嘘ではありません。
その後は、現代風にちょっと凝った作りのハードバップといった風情で、いかにもクリスクロスレーベルと言いたいような曲調で、こっからは気持ちよく聴き進められる。
Abraham Burtonのサックスは、多くの曲のテーマを奏で、きれいめな音色での正当的な演奏を聴かせる。
David Gilmoreのギターが奏でるソロの多くは短めなものだが、6曲10曲めでのロックテイストを交えたソロは長めでこれがまた格好良い。
Anthony Wonseyのピアノはバッキングも含め、そう派手なものではないが存在感のあるもので、なかなかに渋いピアノを聴かせてて好感触。
そんなサックス、ギター、ピアノが、ほぼ均等に前面に出てソロもしっかりと聴かせる。
8曲めで、男声がシャウトするようなボイスが入るが、これも個人的にはいらないかなぁ。

ベストは6曲めにします。

"Color Of Us Suite" Donald Edwards (https://www.amazon.co.jp/dp/B09724V1KX/ )

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