"2021 Live At Shinjuku Pitinn" スガダイロー
スガダイローの新作を聴くのは、2019年の下記作品以来。
公式には、この間にリリースのアルバムはないことになっているが、ダイローさんの場合一般流通にのらない作品を作っている可能性があるので侮れない。例示下記 (ざっと探した感じなさそうだったが)
"Solo Piano at Velvetsun" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63658614.html )
20221007追記 2020という映画のサントラがそれにあたるよう。
"2020" (https://velvet-sun.stores.jp/items/62e610a11d6b101099fb7b83 )
2022 もリリースされるとのこと http://cortez.jp/
本作は新しいレギュラートリオでの2作めで、初のライブ作ということになります。
最初のトリオの解散理由は、ベーシストの 東保 光 さんの音楽活動休止だったんですが、最近また音楽活動を再開しているようで、ダイローさんとも、池澤龍作を擁した新トリオでのライブなんてのも演っているよう。
本作のメンツは、現在のレギュラートリオである下記3人。
スガダイロー(P)、千葉広樹(B)、今泉総之輔(Ds)
演奏曲は、スガダイローが6曲(1,3,4,6,7,8), GERSHWIN, MANCINI, RAVELで全部で9曲
1.Covid-19
2.I Loves You, Porgy
3.海は見ていた
4.時計遊戯
5.Moon River
6.Don Juan
7.Acoustic Kitty
8.みずなり
9.Bolero
これまでのリーダー作で発表きたオリジナル曲が大半を占めるので、聴き覚えのあるテーマが個人的には安心して聴ける。
さらに、早いフレーズを高速で弾き倒す圧倒的なパワー感のあるピアノで、これぞスガダイローといった演奏を堪能できる。
縦横無尽、変幻自在に暴れ回るようなピアノのテンションの高さはスガダイローならではのもので、テンションは否が応でも上がってくるってものである。
ドラムもベースもそんなスガのパワー感に負けないテンションで応酬していて、ライブならではの勢いと粗さを持った熱い演奏を堪能できる作品になっている。
最後に師匠、山下洋輔の最近のオハコであるBoleroを入れてくるところが、これまたなんとも洒落ていて好感触。
ベストは1曲めでしょう
"2021 Live At Shinjuku Pitinn" スガダイロー (https://www.amazon.co.jp/dp/B09966K4PB/ )
この記事へのコメント
このアルバムの前に、2020年の作品がありました。
2020という映画のサントラがそれにあたるよう。
https://velvet-sun.stores.jp/items/62e610a11d6b101099fb7b83
ついでに、2022 もリリースされるとのこと http://cortez.jp/