"News" Andrew Cyrille
Andrew Cyrilleのリーダー作で、このアルバムは聴かせてもらっています。
自blogを漁る(くらいに印象はあまり残ってない)と、1枚リーダー作を聴いています。
メンツは、前作にも参加しているBill Frisellに、ecmリリースのChris Potter作でピアノを弾いていたDavid Virelles、ベースにBen Streetを入れたカルテット。
Andrew Cyrille(Ds)、Bill Frisell(G)、David Virelles(P)、Ben Street(B)
演奏曲は、Andrew Cyrilleが3曲、Bill Frisellが2曲、David Virelles、Ben Streetが各1曲のオリジナルに他1曲で全部で8曲。
1.MOUNTAIN
2.LEAVING EAST OF JAVA
3.GO HAPPY LUCKY
4.THE NEWS
5.INCIENSO
6.BABY
7.DANCE OF THE NUANCES
8.WITH YOU IN MIND
一聴して、ぽいなぁと思わせるギターがBill Frisellだが、最近の彼の演奏というよりは、20年くらい前のサウンドを想起させるような曲調。
そんなゆったりとした、ちょっと捉えどころのないような抽象的なサウンドと、よりスピリチュアルな方面に振ったような演奏も登場するような作風。
ドラムもシンバルを中心とした控えめな音数での対応が多く、この音世界の醸成に一役買っている。
ピアノが、そんな曲調とBill Frisellの演奏に感化されたような演奏スタイルになっていて、なんかちょっとおもしろささえ感じるよう。
いろいろ想像を巡らせつつ何度か聴いていて、結果的には、やっぱりなんだかんだでBill Frisellの音世界を、Bill Frisell以外のリーダーで作り上げたアルバムというのが全体の印象としては合っているような気がしている。
過去にもそんな感想の作品があった気もするが、それだけBill Frisellの作り出す音世界のイメージが強烈ってことなんでしょう。
本作のベストは2曲めにします
"News" Andrew Cyrille (https://www.amazon.co.jp/dp/B091GSTFNT/ )
この記事へのコメント