"En Attendant" Marcin Wasilewski

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Marcin Wasilewskiのアルバムを買うのは、これが3枚め。
過去に聴いているのは下記2枚。
当初は、周囲の評判の良さから聴き始めたが、ここにきて、出たら即買いを決めるという程ではないが、新作が出るとどうにも気になるという存在という感じにはなってきている。
前作"Arctic Riff"がJoe Lovanoの入ったカルテットだったのでトリオは久々ということになる。

メンツは不動の3人。
Marcin Wasilewski(P)、Slawomir Kurkiewicz(B)、Michal Miskiewicz(Ds)

演奏曲は、3人の名義で3曲、Marcin Wasilewski, Bach, Carla Bley,Doorsで全7曲。
1.In Motion (Part I)
2.Variation No.25 from: Goldberg Variations
3.Vashkar
4.In Motion (Part II)
5.Glimmer Of Hope
6.Riders On The Storm
7.In Motion (Part III)

少し間をおいて、静かに音を紡ぎ出すオープニングの静謐な雰囲気に、まず圧倒される。
Marcin Wasilewskiのトリオ作で変わらず聴ける、静謐ななかに熱気を孕んだような、ある種の緊張感をたっぷりと含みもったようなサウンド。
ダイナミックな雰囲気としっかり美しい音作りが共存しているサウンドは、この盤も変わらずに最大の魅力になっていると思う。
これこそが、Marcin Wasilewskiの音世界といったものをしっかりと感じさせる。
3曲めがCarla Bleyの有名曲で、前作の"Arctic Riff"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/476382213.html )でも演奏(しかも2回)していたので、よほど気に入ったんでしょう。

ベストは、しっとり美旋律の5曲めにします。

"En Attendant" Marcin Wasilewski (https://www.amazon.co.jp/dp/B09BK7KDYY/ )

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