“Kind Of Love” Renee Rosnes

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Renee Rosnesは、デビューが日本のレコード会社で、その頃(1990)に宣伝にのっかってCDを聴いていますが、その後はとんとご無沙汰していました。
2018年にChris Potter入りのアルバムが出た際に久々に聴いたが、本作はその3年ぶりのアルバムで、やっぱりChris Potterの名前で買いを決めたもの。

メンツは他に、Christian McBride, Carl Allenと実力者揃い。Carl Allenの名前は久々に聞いた気がする。
Renee Rosnes(P)、Chris Potter(Sax,Fl,Cl)、Christian McBride(B)、Carl Allen(Ds)、Rogerio Boccato(Per)

演奏曲はすべてRenee Rosnesのオリジナルで全部で9曲。
1.Silk (Dedicated to Donald Brown) 5:24
2.Kinds of Love 5:47
3.In Time Like Air 6:09
4.The Golden Triangle 6:35
5.Evermore 7:29
6.Passing Jupiter 7:17
7.Life Does Not Wait (A Vida Não Espera) 5:20
8.Swoop 6:35
9.Blessings in a Year of Exile 5:31

メンバーの持ち味が出てくるようなアグレッシブな演奏と、Renee Rosnesの持ち味である美しい響きとしっかりとしたタッチを両立させた演奏とが、良い具合に緩急になってアルバムを構成している
Chris Potterの、音を聴けばChris Potterだとわかる個性をしっかり見せるサックスを中心にフルート、バスクラ等、素晴らしい演奏を聴かせているのは言うに及ばずのところ。
Christian McBrideの骨太で重厚感のあるベースが骨太だけでなく繊細な表現もみせながらの演奏も相変わらずの好印象。
久々に聴くCarl Allenのドラムも、磐石の演奏で存在感を見せてくる。
4ビートとバラードとが多めながら、ブラジルっぽいもの、チックコリアなラテン調と曲調もさまざまなら、曲中での展開もさまざまで、ワクワクと一枚聴くことができる楽しいアルバム。

ベストは3曲め

“Kind Of Love” Renee Rosnes (https://www.amazon.co.jp/dp/B097XGM5WQ/ )

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