"Northeast Corridor: Steely Dan Live!" Steely Dan
2021年9月に、Donald Fagen名義の作品と同時リリースされたSteely Dan名義のライブ作。
2017年にWalter Beckerが亡くなった後の2019年に下記メンツで行われたライブ音源とのこと。
メンツは以下の通りで、個人的にはKeith Carlockがそそられる。この後紹介のDonald Fagen名義のライブと基本的にはメンツは変わらない。
Donald Fagen(Vo,P)
Keith Carlock(Ds)、Freddie Washington(B)、Jon Herington(G)、Connor Kennedy(G)、Jim Beard(P,Key)
Michael Leonhart(Tp,Flh)、Jim Pugh(Tb)、Walt Weiskopf(Ts,As)、Ari Ambrose(Ts,As)、Roger Rosenberg(Bs,Bcl)
Carolyn Leonhart(Vo,Per)、Catherine Russell(Vo,Per)、La Tanya Hall(Vo,Per)、Jamie Leonhart(Vo,Per)
演奏曲は、過去からのSteely Danの曲がずらりと並ぶ。
1. Black Cow
2. Kid Charlemagne
3. Rikki Don't Lose That Number
4. Hey Nineteen
5. Any Major Dude Will Tell You
6. Glamour Profession
7. Things I Miss the Most
8. Aja
9. Peg
10. Bodhisattva
11. Reelin' in the Years
12. A Man Ain't Supposed to Cry
ジャケ内右下に In Memory Of Walter Becker とありました。
Steely Danが再結成?活動を再開したのが1993年で、そこからライブ活動も再開しているはず。
(1994年の来日公演(代々木体育館)を見ているが、開場に入ったところで鳥肌が立ったw)
その活動再開後のライブは、正規盤でリリースされています。
”Alive In America” (https://www.amazon.co.jp/dp/B000002L42/ )
正規のライブ音源はこれが唯一のはず。
ただ、Bootleg はいくらでも出ていて、個人的にもいくつか所有しているんですが(全部未紹介)、いずれの曲もオリジナルアルバムのバージョンがベストであるとしてしまうと、それをどれだけ忠実に再現しているか、あるいは趣向を変えたアレンジのデキがいかほどかを聴くような事態になっているかなぁというのが正直なところ。
そんな前提の中での2つめのライブアルバムのリリースが本作ということになるが、
前述の通り Walter Becker が亡くなった後のライブで、クレジットにも Walter Becker の名前が入っていないところから、Donald Fagenの嗜好がより多く入ったSteely Dan の音楽になっているかが聴きどころなのかもしれない。
が、実際のところは、分析的に聴いていないからというのもあるが、これまでの Steely Dan のライブ音源から大きくは違わないサウンドを楽しませてもらったという印象。
そういう意味では、曲を楽しみつつ、演奏、もっと言うとドラム全般、ピアノソロと、2人のギターのリフに耳を傾けてを楽しんだというのが本当のところ。
Keith Carlockのドラム、強烈に格好良いです。
ベストは、6曲めにしましょう。
"Northeast Corridor: Steely Dan Live!" Steely Dan (https://www.amazon.co.jp/dp/B098DZRB4G/ )
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