"Live At The Village Vanguard" Christian Mcbride / Inside Straight
Christian McBrideのリーダー作としては、昨年の作品を紹介しているが、しっかり毎年コンスタントにアルバムをリリースしているのは凄いことだと思う。(紹介は2022年だが、この盤は2021年の作品..)
去年の作品
"Movement Revisited: A Musical Portrait Of Four Icons" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473723772.html )
一昨年の作品
"Christian Mcbride's New Jawn"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64707632.html )
それ以外にも参加作がいくつか出ていて、制作意欲というか演奏意欲が凄いんだろうなと思わせる。
"Roundagain" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477114018.html )
"Kind Of Love" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485046318.html )
本作は、2007年に結成した Inside Straight というバンドのライブ作ということのよう。
このバンドの初作が、"Kind of Brown" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0024JQNZ6/ )らしいのだが、メンツを比べるとピアノがEric ReedからPeter Martinに変わっていることが判る。
しかし、Carl Allenの名前はかなり久々な気がしたら、上記Renee Rosnes盤に入っていた。
が、その前の参加作がいつなのか..。もしかしたら最近活動再開したのかもしれない。
Christian McBride(B)、Steve Wilson(As,Ss)、Warren Wolf(Vib)、Peter Martin(P)、Carl Allen(Ds)
演奏曲は、Christian McBrideが4曲、Warren Wolfが2曲、Steve Wilsonが1曲のオリジナルで全部で、ライブだけあってすべての曲が10分超えに近い長い演奏になっている
1.Sweet Bread
2.Fair Hope Theme
3.Ms. Angelou
4.the shade of the Cedar Tree
5.Gang Gang
6.Uncle James
7.Stick & Move
ご機嫌な4ビートな演奏から開幕
オーソドックスなジャズなスタイルに現代的な要素をたっぷりとふりかけたような曲調で、全体に明朗な明るいイメージの楽曲が並ぶ。
よく聴いていると、難易度はおそらく高いだろうとそこはかとなく感じるような、しっかりとした緻密なアレンジでありながら、それでいてライブらしい熱気もしっかりたっぷり感じられる。
サウンドのバランスとしては、サックスが前面に出るとハードな雰囲気を醸し、ビブラフォンが前面に出るとウォームな雰囲気になっているような印象、ピアノがその中間みたいなイメージか。
さすがに、Christian McBrideが揃えてくるメンツだけあってメンバー全員が実に楽しそうにスウィングする演奏を聴かせてくれる。
ベストは4曲めにします。
"Live At The Village Vanguard" Christian Mcbride / Inside Straight (https://www.amazon.co.jp/dp/B09DF89RKJ/ )
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