"Pittsburgh" Matthew Stevens

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Matthew Stevensのリーダー作は2017年の下記作以来なので4年ぶり。
最近は、In Common のほうが印象に残っているか。

そんな久々のリーダー作は、なんとなんとのアコギによるソロ作品。
心境の変化というより、コロナ禍が故という側面もあったよう。
右肘を骨折しててそのリハビリも兼ねているなんて情報も..(ちょっと心配)
Matthew Stevens(G)

演奏曲はすべてMatthew Stevensのオリジナル。
1.Ambler
2.Purpose Of A Machine 02:22
3.Buckets 02:58
4.Can Am 02:12
5.Foreign Ghosts 02:40
6.Northern Touch 03:20
7.Cocoon 02:58
8.Ending Is Beginning 03:18
9.Blue Blues 03:45
10.Broke 02:44
11.Miserere 02:21

アコギによるソロで演奏されるアルバム。
演奏スタイルとしては、個人的感覚ゆえかもしれないが、フォークぽさとクラシックぽさとを混ぜ合わせたような感じの作風の曲が多め。
後半は欧州の教会音楽っぽい雰囲気を持った曲が入ってくるか。
自分の聴きてた感じでは、特にジャズ的なアドリブを演っているような場面は少なく、もしこれが即興だとしたら、ギターソロの即興としてこんな演りかたもあるのかと感嘆するところ。
もしかしたらすべて譜面に書かれているのかもしれないくらい完璧な演奏。
高音域から低音域まで縦横無尽に使い切ったギター奏法は、演奏の巧さ、上手さに感心もさせられるが、ギターの響きの良いところをたっぷりと楽しませてくれる。
まさに、ギターサウンドの清々しさが感じられ、よりサウンドを魅力的に聴かせてくれているのが素晴らしい。
そんなところも、即興でなくすべて譜面に書かれていると思わせる要因でもある。
それほど凄い演奏だと思う。けがの心配は杞憂ということで大丈夫そうでした!

ベストは3曲めにしましょう

"Pittsburgh" Matthew Stevens (https://www.amazon.co.jp/dp/B09BTCBKBY/ )

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