"Kinfolk 2: See The Birds" Nate Smith
昨年リリースのPat MethenyのSide Eyeでドラマーを務めていたNate Smithの2枚めのリーダー作
この作品が"2"となっている通り、初作はKinfolkと付くアルバムだが、残念ながら未聴。(確か入手困難だった)
"Kinfolk: Postcards From Everywhere" (https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1007331985 )
自blogをNate Smthで検索すると、上記 Pat Methenyをはじめ、Chris Potter, In Common, Adam Rogers, Nir Felder, Dave Holland等々と錚々たる面々のサイドに入っての登場頻度が高く穴倒れない人材であることをあらためて認識した。
本作はリリースのかなり前から発売告知のあったもの。
前作未聴も顧みず、上記の通りの話題の人なのでリリースを長らく待って入手した次第。
メンツは、ギター、サックス入りのクインテットを基本にゲストが代わる代わる入る構成。
個人的にはJaleel Shawの参加が気になる。
Brad Allen Williams(G)、Fima Ephron(B)、Jaleel Shaw(Sax)、Jon Cowherd(P,Org)、Nate Smith(Ds)
Joel Ross(Vib:1,10)、Michael Mayo(Vo:1,2,10)、Kokayi(Vo:2,3)、Stokley(Vo:5)、Regina Carter(Vln:6)
Vernon Reid(G:8)、Amma Whatt(Vo:9)、Brittany Howard(Vo:11)
演奏曲は、Nate Smithの絡むオリジナルがほとんどで、9曲めがStingの曲という構成。
1.Altitude
2.Square Wheel
3.Band Room Freestyle
4.Street Lamp
5.Don't Let Me Get Away
6.Collision
7.Meditation: Prelude
8.Rambo: The Vigilante
9.I Burn For You
10.See The Birds
11.Fly (For Mike)
非4ビート(16ビートが多め?)で、明瞭なリズムパターンにちょっと複雑なドラムパターンというのが基本形。
そこに、フロントが乗っかってテーマにソロにと奏でることで、格好良いサウンドに仕上げている。
そのフロントには、サックス、ピアノ、ビブラフォン、ギター、ボイスと曲によってさまざまな楽器類が現れてテーマにソロに多彩なサウンドを構築していく。
2曲めにラップ。5曲めと後半の曲ではボーカルが入るが、ボーカルを前面に出しているという主張は希薄で、アルバムの中に違和感なくしっかりとはまり込んでいる。
少し電気的なサウンド、エフェクト音を入れている場面もあるが、これも強く主張している感じではないのだが音の厚みをプラスする効果は抜群で雰囲気作りにはしっかり貢献している
表層を聴いているとひたすら格好良く、こだわって聴いていると凄みを感じるようなそんなサウンドで、どう聴いてもしっかりと楽しめ聴き応えも充分
ベストは8曲め
"Kinfolk 2: See The Birds" Nate Smith (https://www.amazon.co.jp/dp/B093WK2DQ4/ )
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