"Trio2019" 望月慎一郎
望月慎一郎のアルバムは、過去に2枚のアルバムがSongX Jazzからリリースされていたが、残念ながらいずれも聴いていませんでした。
Another Vision (https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1007645100 )
Visionary (https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1007390806 )
そんな望月の3枚めのリーダー作で、これはメンツ買いになるのかな。
ベースにMiroslav Vitous、ドラムに福盛進也が起用されていて、Miroslav Vitousを起用しているところが非常に気になる。
といいつつ、Miroslav Vitousのリーダー作って最近あまり聴いていないなぁと...。
そんなメンツは以下の通り。
望月慎一郎(P)、福盛進也(Ds)、Miroslav Vitous(B)
演奏曲は、望月のオリジナルが4曲、福盛が1曲(6)に、Bill Evans(5)で全部で6曲
1.Yukidoke
2.From the Sky
3.Alice
4.Soil and Water
5.Waltz for Debby
6.The Third Destination
前半は温度感低めの、クールで透徹という語を使いたいようなサウンドで、美しさもある、確たる意思を感じさせるような、多少の緊張感を感じさせるくらいの凛とした音が心地良い。
ピアノの低音と高音を対比させるように使い分けて雰囲気を作っていく旨さ巧さの見事さ。
Miroslav Vitousのベースは、野太い音でひたすら必要な音だけを響かせるような、それだけで存在感を見せるのはさすがというしかない。
シンバルを効果的に使いながら丁寧に音を紡いでいくところが、緊張感の源泉と言った様相を見せるドラム。
6曲めでWaltz for Debbyが流れて、雰囲気がだいぶウォームに変化するが、もしかしたら前半の透徹な雰囲気で一貫した方が孤高のアルバムな感じが出てよかったかもしれない。
ベストは3曲め
"Trio2019" 望月慎一郎 (https://www.amazon.co.jp/dp/B09J57H7KT/ )
この記事へのコメント