板橋文夫/林栄一(20220211)
前回の、中牟礼/渋谷(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485321970.html )に続き、レジェンドデュオのライブ観戦が続きます。
今回は、板橋文夫さんと林栄一さんです。
この両名のライブは、2013年2014年に見ていまして、個人的には8年ぶりということになります。
"板橋文夫×林栄一(2013/6/21)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62000912.html )
"板橋文夫×林栄一(2014/6/13)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62666379.html )
冒頭のMCで、板橋さんが、林さんを「国宝」と紹介して演奏開始。
開演30分前くらいにお店に着いたが、まだリハーサルをしていて、板橋さんが選曲とアレンジの主導を握っていることは窺い知れたが、ここまで圧巻の演奏だったとは..。
8年前9年前の演奏はまったく記憶になし(大汗
本編は、板橋さんの個性と林さんの個性がぶつかり合うといった様相の演奏で最初から最後まで聴き応え充分の演奏。
板橋さんの拳たっぷり肘少々を駆使したフリースタイルからの、打鍵は強いが繊細な表現も合わせ持つ縦横無尽な演奏。
今日あらためて板橋は左手が凄いんだということを認識した。
林さんのサックスは1stセットからの前半はストレートな演奏で魅了してくれたが、後半は固有の音色を駆使したサウンドが増えてきた印象。
いずれも素晴らしい演奏で圧倒された
後半は、事前に準備していた鳴り物も駆使した演奏でさらにヒートアップ。
まさに国宝級の演奏を堪能させてもらった
最後の曲が、さる事情からGoodBye。これまたとんでもない演奏で、心に沁みまくって締めくくり。
アンコールはなかったが、両セットたしか4曲ずつそれぞれおおよそ1時間のたっぷりとした演奏を堪能させてもらいました。
終演後、誰かとの会話の中で、板橋さんが「今日の演奏は特別だ。」なんて言ってるのが聴こえてきて、そうなんだろうなと実感するくらい凄かった。
さらに、終演後にLPで、坂本龍一調バージョン?の渡良瀬とか、浅川マキの歌うGoodbyeがかかって、まぁ「なんて日だ‼︎」という気分に浸りながら、21時の営業終了とともに辞してきました。
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