"The Bridge" Sting
数少ない、全部買いをしているロック系ミュージシャンであるStingの新作がリリースされました。
近作は以下の通り、新曲ではなく過去曲集を持ってきているので、
"MY SONGS" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64830905.html )
完全新作としては、2017年の "57th & 9th" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63989337.html) 以来ということになるんでしょう。
メンツは曲ごとに入れ替わっているが、主要メンバーは以下のような感じ
Sting(Vo,B)
Dominic Miller(G)、Martin Kierszenbaum(Org,Syn)、Josh Freese(Ds)、Gene Noble(Vo)
演奏曲は以下の通り。
1. Rushing Water
2. If It’s Love
3. The Book of Numbers
4. Loving You
5. Harmony Road
6. For Her Love
7. The Hills on the Border
8. Captain Bateman
固有のフレーズが随所に使われていること、楽器の起用の仕方が独特であること、そして声音と、ほぼどこを切ってもStingのサウンドに仕上がっているところが、なんだかんだで偉大さを感じさせるところ。
Stingのアルバムを聴いている安心感のようなものはしっかりたっぷりと感じられる。
曲調も、程よく重厚でありながら、軽快なロックテイストもあり、気持ち良く、Stingワールドに浸れる
ただ、良くも悪くもアルバムを通して聴いても、どの曲がシングルカットされたか判別はつきにくいか。
特段にキャッチーなフレーズを持った曲はないかなぁと(2曲めが1stシングルらしい)
5曲めのサックスソロがBranford Marsalisを想起させるところ、7曲めでバイオリン、アコーディオンを入れてきて古い欧州のサウンドを想起させるのも過去にスティングが使っていた音作りという感じで、Stingを聴いているな感を増長させる。
ベストは7曲めで
"The Bridge" Sting (https://www.amazon.co.jp/dp/B09DMW5D1K/ )
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