浅利史花, 駒野逸美, 石川隆一 (20220219)

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このバンドのライブは、No Trunksにてコンスタントに開催されているはずだが、これまで縁がなく聴くことができなかったが、ようやく参戦がかなった。
開演は18時を予定していて、その30分くらい前にお店に着いたが、すでに4人いて一番前に陣取ってました。
最終的には、15人(ライブ時の上限まで)はお客さんが入ったはずで、人気の高さがうかがえる。

ステージは、左からベースの石川隆一、真ん中にトロンボーンの駒野逸美、一番右がギターの浅利史花という並び。
石川、浅利は過去にライブで聴いているが、駒野は初めて。
その駒野は、最近リーダーアルバムを出したばかり。
 ”Nearest and Dearest” (https://www.amazon.co.jp/dp/B09JKYP8XX/ )

浅利史花(G)、駒野逸美(Tb)、石川隆一(B)

MCは浅利が担当していたので、浅利がリーダーのバンドってことになるんでしょう。
用意してきている曲は、スタンダードが中心で、オリジナルはないことは、最初のMCで表明済み。
最初の曲が、”枯葉”でそこからか!と、ちょっと驚いた。
その後は、Thelonious Monk、Tadd Dameron、Toninho Horta、Curtis Fuller、Antonio Carlos Jobim等々を演奏していたと記憶している。
おおよそ、駒野によるテーマの後、浅利のソロ、駒野にのソロ、石川のソロで、テーマに戻るというパターンが多め。
駒野のトロンボーン固有のサウンドを前面に押し出した雰囲気たっぷりな演奏が曲とあいまって、ゆったりとした空間を作り出す。
このバンドでは、石川のベースが、ペースメイカーでリズムキープで、低音での下支えと、いろんな役割での見事なバッキングをこなしていて、石川あってのこのトリオといった様相を強く感じた。
さらにソロでも表情豊かな演奏を披露していて好印象。過去(2019年)に、永武のJ.J.Soulで演奏を聴いている(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64815087.html )が、そのときよりも印象がとても良くなっている。
曲調があっているのか、実力を上げてきているのか..。
浅利のギターが、さまざまな表現でのソロとバッキングの巧みさとで以前聴いたとき(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/479033736.html )の印象に比して、さらにパワーアップしてきているとという感じ。
とくに、他の人のソロでも手を休めることはなくバッキング続けていたが、そのバッキングの派手過ぎず地味過ぎずの演奏が見事で、実に聴かせる。
全体には、心を和ませるような非常に心地よい演奏に終始したライブでありました。

1stが50分くらい、2ndが40分くらいだったか。2ndの途中で浅利と石川のデュオを1曲挟んで、さらにアンコールに応えてくれました。

その後、お客さんが勘定してはける間余韻を楽しんで、21時前には辞してきました。

この記事へのコメント

2022年02月22日 06:45
べた褒めですね
自分は物足りなかったですが
oza。
2022年02月23日 09:15
コメントありがとうございます。

そりゃ残念でした。自分的には充分楽しかったです。