"Metamorphosis" John Moulder
John Moulderのリーダー作は、前作もそうだがメンツが気になって買い込んできています。
前作は、Donny McCaslin, Steve Rodby, Paul Werticoなんて名前に惹かれましたが、本作はSteve Rodby, Paul Werticが全面参加しているのもさることながら、Richie Beirachの参加が目を引きます。
"Earthborn Tales Of Soul And Spirit" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64016712.html )
そんなメンツはカルテットで話題の人だけってことになります。
John Moulder(G)、Richie Beirach(P)、Steve Rodby(B)、Paul Wertico(Ds)
演奏曲はすべてJohn Moulderのオリジナル。
1.Game Changer
2.Metamorphosis (Intro)
3.Metamorphosis
4.Into the Dazzling Darkness (Intro)
5.Into the Dazzling Darkness
6.Morning Angels (Intro)
7.Morning Angels
8.Once in a Dark Night
9.Sarum
10.Magical Space
11.Soliloquy
音色は、ちょっと派手めなところもあるが、曲調としてはアバンギャルドだったりECMな気配を感じたり、美旋律系であるのは間違いないが、ちょっとダークでシリアスめなものを中心とした曲の印象。
Introとタイトルされた曲がいくつか入るが、2曲めはギターだが、4曲め、6曲めはピアノソロで奏でられる小品。
イントロとタイトルするほど続く本編に印象をつなげる感じでもないか。
この2曲のイントロから本編は、ピアノが露払い的な立ち位置であるような印象が強めになってくる。
聴きどころはなんと言っても、John Moulderのギターで、全体な演奏の格好良さはもとより、細かいフレーズの使い方におぉっと思わせるものがあって、次はどんな格好良いサウンドを聴かせてくれるかと耳をそば立てたい感じ。
9曲めに4ビートのノリの良い曲、10曲めにしっとりめの美旋律11曲めは、16ビート曲の間に4ビートを挟んだ格好良い曲と、後半に向かって明度が上がっていく。
ベストは9曲めにします
"Metamorphosis" John Moulder (https://www.amazon.co.jp/dp/B09D8P952J/ )
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