"Plays Piano" Kurt Rosenwinkel
Kurt Rosenwinkelの新作は、なんとなんとの自信がピアノを弾くソロピアノ作。
コロナ禍で、ライブもセッションもできない中で生み出された作品ということになると思うが、アルバム解説を読むと、両親がピアニストで小さい頃からピアノを嗜んではいたようです。
プロになるのに選んだが気がギターだったのは、我々聴く側からしたら幸運だったとしか言えないですね。
最近作は、メンツは凄かったのにあまり評判よろしくないOzmosys名義のアルバムでした。
"Eyes To The Future Vol.1" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484468494.html )
個人的には、Caipiバンドのライブ(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64098260.html )盤を心待ちにしているのだが、全然出る気配ないです(悲)
もう一度書きます。ピアノソロです。
Kurt Rosenwinkel(P)
演奏曲はすべてKurt Rosenwinkelのオリジナル。
1.Love Sings
2.Music
3.Lost Song
4.Whispers of Love
5.The Cross
6.For Dad
7.Cycle Five
8.Hommage a Mitch
9.Reassurement
10.Heavenly Bodies
11.Improv#1(国内盤限定ボーナストラック)
多少の訥々感はあるにしても左手と右手のコンビネーションも格好良く、しっかり、美味いピアノを聴かせる。
Kurt Rosenwinkel らしいギターフレーズをピアノで再現している場面があったり固有の味わいも出ている格好良い演奏だと思う。
ただ、ピアノが本業ではない感じってのもなんとなく垣間見えて、ダイナミックさみたいなものが足りないのか、抑揚のつけ方が弱いのか、リフの入れ方がギターぽいからか、固有の味わいとの裏腹なのかもしれないが。
さすがにアルバムとして市販するだけあって、その味わいのあるピアノになんとといえない魅力を感じている。
Kurt Rosenwinkel って天才なんだなぁとあらためて実感。
ベストは5曲めにします。
"Plays Piano" Kurt Rosenwinkel (https://www.amazon.co.jp/dp/B09LGJRLTB/ )
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