"Pasquale Plays Duke" Pasquale Grasso

イタリア出身で1988生のPasquale Grassoというギタリストのアルバムで、これまではソロ作をいくつかリリースしていたらしいが、これまで全然引っかかってきませんでした。

そんなわけで、本作は聴かせてもらった音源です。

どうやら、Pat Methenyが「パスクァーレは他のギタープレイヤーに全く似ていないんだ」と絶賛しているらしいが、楽器を演奏しない自分にはそれをどこまで実感できているかというと..(大汗)

これはトリオ作で、ソロ以外のアルバムは初らしいです。

Pasquale Grasso(G)、Ari Roland(B)、Keith Balla(Ds)

01 It Don't Mean a Thing

02 Blue Rose

03 Prelude to a Kiss

04 Solitude

05 Cotton Tail

06 Warm Valley

07 Mood Indigo

08 In a Sentimental Mood

09 Wig Wise

10 All Too Soon

11 Day Dream

12 In a Mellow Tone

13 Reflections in D

14 I Let A Song Go Out Of My Heart

高めの音域を使って、実に見事な速弾きのリフも駆使したギターを聴かせるのがまず印象的。

選んでいる曲がエリントンの曲だけなのもあって、演奏が往年のスタイルに近い印象であること、ギターの音色、それらが相まって正調のギタートリオジャズといった様相を見せるが、これが相当に気持ち良い。

さらに、ベースのアルコでのソロとがスウィング時代のスタイルを彷彿とさせて気分を上げる。

個人的には、新しさを感じるところもあるが、新しさというよりは上手さが際立っているような印象で、でもそのギターを聴いているだけで充分楽しめるが、なんだかんだで曲の良さってのもあるんだと思う。(唯一無二感ってのは..うーむ)

ギター、ベース、ドラムとのトリオ、ギター、ベースのデュオ、ギター２本のデュオ（多重録音はないとのことなのでこれは嘘）、ギターソロといったフォーマットでの演奏が並び、上手いギターが基本としてあるところで出てくるサウンドに変化があって、これがなかなか楽しい。

さらに、4曲め7曲めで結構濃厚な w女性ボーカルが入るが、これも変化球として受け入れようw。

ベストは9曲めにします。

"Pasquale Plays Duke" Pasquale Grasso (https://www.amazon.co.jp/dp/B09GZPV44R/ )