"Never Is Enough" Thumbscrew
最近話題のギタリストの1人である、Mary Halvorsonは、自身の名義でのアルバムのほかに、Thumbscrew名義のアルバムが数枚リリースされていて、過去に紹介しているのが以下の通り。
ただし、フィジカルでの発売枚数が限られているのか、なかなか入手できず大半は聴かせてもらっています。本作も聴かせてもらったものです。
"The Anthony Braxton Project" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477610735.html
"Convallaria" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63924571.html
メンツは不動の3人
Tomas Fujiwara(Ds)、Mary Halvorson(G)、Michael Formanek(B)
演奏曲は以下の通り。すべて3人共作のオリジナルであってるはずです。
1.Camp Easy
2.Sequel To Sadness
3.Never Is Enough
4.Through an Open Widow
5.Heartdrop
6.Emojis Have Consequences
7.Fractured Sanity
8.Unsung Procession
9.Scam Likely
8ビート系のロックな曲が多め。
最後の曲のようなドロドロなのも含まれるが、これがないとちょっと物足りない気もする。
良く歌うベースとビートを効かせたドラムとのコンビネーションが、ルーズなロックな雰囲気をよく出していて、気持ち良さを増長させる。
Mary Halvorsonも、空間を捻じ曲げるかのような という表現がよく似合う、変態フレーズもしっかりたっぷりと聴かせてくれるが、ここぞというタイミングにグワッと出してくる感じで、比較の範疇だが、普通のギター演奏をしているような場面がこれまでより多いような気がしているのは気のせいか。
それにしても、Mary Halvorsonのギターは聴けば聴くほど中毒性を増してくるような感じで、あぁこれこれ!と言った感じで聴き入ってしまいました。
ベストは2曲めにしましょう。
"Never Is Enough" Thumbscrew (https://www.amazon.co.jp/dp/B08QWH3H5L/ )
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