"Nearest and Dearest" 駒野逸美
菊地成孔のDub Septetに参加したのは、確かネットの情報で見ていたが、残念ながらこの編成でのアルバムは作られず。
Dub Sextetというユニットでは3枚のアルバムが出ていたので、ちょっと残念と言えば残念。
"the revolution will not be computerized" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51005890.html )
"DUB ORBITS" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54256138.html )
"IN TOKYO" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56023039.html )
以降活動も停まったまま..。
当時のライブ告知は残ってました。 http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/naruyoshi-kikuchi/2012_09/
最近では、浅利史花の "Introducin'" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/479798147.html )で2曲客演していたのを聴いています。
ライブは、先日ようやく体験してきました。
"浅利史花, 駒野逸美, 石川隆一(20220219)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485679673.html )
本作のメンツは、ワンホーンカルテットで以下の通り。ベースの吉田豊だけ初聴きになるようです。
駒野逸美(Tb)、片倉真由子(P)、吉田豊(B)、木村紘(Ds)
演奏曲は、駒野のオリジナルが7曲に、Charles Mingus(3)、Jean Marc Jalet(4)、George Fragos(8)で全部で10曲。
01 Kayu Raja
02 Lemon Balm
03 Duke Ellington's Sounds Love
04 Le buisson Ardent(bossa)
05 Dear Sumi
06 In the Mind
07 Chikuzenni Dilemma
08 I Hear a Rhapsody
09 Pauly
10 はなのおか
冒頭1曲めが6/8拍子と、ちょっと攻め気味のオープニング。
3曲め6曲め9曲めがバラード調だがしっとりし過ぎない演奏、
4曲めがボサノバ調、7曲めもブラジル系と、全体的に比較的明るめの選曲って感じ。
駒野のトロンボーンは全体的に綺麗めな音色でのオーソドックスな演奏で、フリー寄りにもシリアス寄りにもならないところが好感触。
ドラムとベースは軽快なリズムをたたき出していて、ともすると重めのサウンドになりそうなトロンボーンの音色の補完的な役割も担っているか。
ここでの片倉真由子のピアノが素晴らしく、派手過ぎず地味過ぎず、それでいて耳にしっかり入ってくるような演奏で、バッキングの好サポートも見事なら、ソロでのやっぱり派手ではないが印象に残るような演奏で、いずれも素晴らしい。
ベストは7曲めにしましょう。
"Nearest and Dearest" 駒野逸美 (https://www.amazon.co.jp/dp/B09JKYP8XX/ )
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