"Fotos" Akihiro Nishiguchi Group

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西口明宏は、これが3枚めのリーダー作になるようで、2020年の作品。
参加作は、自blogを漁ると4つ出てきました。
 井上銘 "WAITING FOR SUNRISE" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62457967.html )
 Brilliant Monkies "Brilliant Monkies" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64229442.html )
 Michel Reis "Michel Reis Japan Quartet" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64527742.html )
上記アルバムのメンツを眺めていると、昨今活躍の面々がしっかり含まれているなと驚嘆しつつ、本作もメンツを見て興味を持って手に取ったものです。えーと、図書館で借りてきました。

西口明宏(Sax,Flute)、James Macaulay(Tb)、吉良創太(Ds)、ハクエイキム(P)、Marty Holoubek(B)
Merinda Dias-Jayasinha(Vo)

演奏曲は以下の通り。すべて西口のオリジナルで良いと思います。(未確認)
1.The Bench
2.Pele of The Sacred Land
3.FOTOS
4.Smoke of Wolf
5.Campfire
6.Silent Ocean
7.Music Saver
8.Mangrove
9.Primitive Birds

冒頭の曲でボーカルが入り、インスト目当てのジャズものとしては少々面喰らうが、これがリーダーの意志なんでしょう。
これでジャズボーカル、はたまたMerinda Dias-Jayasinhaに興味を持つリスナーが出ればそれで良いのではないかと思う。
全体のイメージとしては、大雑把に、コンテンポラリジャズを広く浅く網羅しているような印象で、なんだかどっかで聴いたことがあるようなないような、実際にはなさそう..。というような曲が多めで、どことなく、M Baseだったり、Weather Reportだったり、Pat methenyだったり、Ornette Colemanのファンクだったり、と、そんな印象を持つようなサウンドが並んでいる。
西口のサックスの、ちょっと粗さを持った音色に、James Macaulayの音色が良い感じに合っているのが人選の妙を感じさせる。
Marty Holoubekが硬質なベースを掻き鳴らすと、吉良創太のハードドライビングなドラムと相まってノリの良いリズムを作り出す。
そんな面々の作り出す強靭なリズムによるパワー感は、演奏の強力な疾走力として良い貢献をしている。
昨今の邦人ジャズがおもしろいのは、こんなリズムにもあると思う。
ハクエイキムのピアノは、あまり派手な立ち回りでもなく、音量がそう大きくないのもあってそう目立っているわけではないが、よくよく聴いているとなかなか凝ったフレーズを駆使していて侮れない。

ベストは8曲めにしましょう

"Fotos" Akihiro Nishiguchi Group (https://www.amazon.co.jp/dp/B089TGHJW7/ )

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