"Hive Mind" Miles Okazaki

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Miles Okazakiのリーダー作を聴くのは、2017年の↓以来。
このあと2~3枚出ているようだが、なかなか食指が動かないというか購入優先順が高くないというか..
本作も、聴かせてもらっているもので、2021年9月リリースの音源です。
自blogで他にMiles Okazakiの参加作を漁ると、Mary HalvorsonのTZADIKレーベルのアルバムが出てきますが、それでなんとなく音楽の傾向がうかがい知れるというもの。
本作も、TZADIKレーベルからのリリースです。

メンツは、TZADIKレーベルの総帥 John Zorn が2曲で客演するが、基本はギタートリオってことになります。
Miles Okazaki(G)、Trevor Dunn(B)、Dan Weiss(Ds)、John Zorn(As:9,10)

演奏曲は以下の通り。すべて即興での演奏のようです。discogにそう書いてあった。
1.Ball Of Light
2.The Timing Is No Accident
3.Havana Syndrome
4.Smoking Gun
5.Hidden In Plain Sight
6.Indistinguishable Gray Expanse
7.Mr. Efficient
8.Pistons
9.Insensitivity Training
10.Release The Footage
11.The Betz Sphere
12.Wet Robot

冒頭から、おどろおどろしいサウンドに埋め尽くされる。
いかにもJohn Zornが好みそうな無調でパルシブでフリーキーなサウンドが繊細に散りばめられるていくような作風。
4曲めにきて、ハードなドラムが鳴り響くパワフルでパルシブな演奏が入り、
7曲めは、ベースとギターかそれぞれてソロを演奏しているような、そのバックでのバスドラの低音が不気味。
9曲め、10曲めにJohn Zornのサックスがブギョーっと入ってきてカオスな演奏にさらに拍車をかける。
曲によってドラムの使い方が大きく変化しているが、ドラムががっつり入ることでビートのしっかりした演奏になってメリハリが出てくるような印象。
個人的にはそんな演奏のほうがエキサイトする。

ベストは9曲めにします

"Hive Mind" Miles Okazaki (https://www.amazon.co.jp/dp/B09BYS8ZF4/ )

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