"St. George" Molly Miller Trio

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No Trunksで開催された2021年の年間ベスト大会(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485401891.html )で、村上マスターが出してきたアルバムで、なんじゃこりゃ!と驚愕したのですが、リリースがごくごく限られているようで全貌を聴くのにちと苦労したのですが、一般的にはストリーミングで聴くことができます。
Molly Millerという名前は初めて聞いたのですが、Guitar RecordsというWebショップ(https://www.guitarrecords.jp/product/14089)では、当店一押しとして紹介されていて一部ではすでに高評価の逸材ということらしいです。

本作は、ベースドラムとのトリオ。
Molly Miller(G)、Jennifer Condos(B)、Jay Bellerose(Ds)

演奏曲はすべてMolly Millerのオリジナルで良いはずです。
01 Spry
02 Hasta Luego
03 St. George
04 Whenever You Call
05 You Say
06 Rapids
07 Hear It Calling
08 Over the Fence
09 Meditations On Movement
10 Slow Burn To Nowhere
11 Whenever You Call (Reprise)

全体として、曲調は牧歌的なフォークに近い8ビートが多め。
音楽としては、わかりやすいテーマを持ったフォークロックのような印象を持つが、ボーカルは入らない。
ザクザクと刻むギターではなくゴリゴリのジャズという感じではないが、細かい所作に特徴を持った味わい深いギターを聴かせていて侮れない。
基本的にはエフェクト等を使わない綺麗な音色での演奏だが、細かいところでMary Halvosonが好みそうなフレーズに近いところを入れてきたり、語尾をしゃくり上げるようなフレーズで収めたり、微妙にちょろっとギミックを入れてくる。
そこがなんとも言えない味わいに繋がっている感じか。

ベストは1曲めにしましょう

"St. George" Molly Miller Trio (https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08VCPC46M/ )

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