"Contra Banda" 沢田穣治
沢田穣治のリーダー作を聴くのはこれが初。
過去に5~6枚はアルバムが出ていそうだが、どちらかというと裏方(作曲、編曲、プロデュース)がメインの人という印象。
ショーロクラブが一番有名だと思うが、個人的には未聴..。
過去に"Gray-Zone"という馬場孝喜, 芳垣安洋との作品は聴いてまして、さらにそのライブも見ています。
"Gray-Zone" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62425199.html )
本作は、その馬場孝喜と、望月慎一郎の入ったユニットということで気になって買いを決めたもの。
メンツは、さらにドラムの池長一美が入った4人編成で以下の通り。
沢田穣治(B)、望月慎一郎(P)、馬場孝喜(G)、池長一美(Ds)
城戸夕果(Fl:3,7)
演奏曲は、沢田のオリジナルで全部で7曲。
1.Life is fleeting dream
2.Strange landscape
3.Sorane
4.Yukiakari
5.Contra Banda #1
6.Contra Banda #2
7.Monochrome
大雑把なイメージとして、温度感低めのフワッとしたサウンドで出来上がった音楽という印象。
ベースもドラムも全編にわたってしっかり入っているが、エッジの立ったサウンドにはなっておらず、ヘヴィなサウンドにはなると思うがふわっとしたサウンドという印象もあわせて感じられる。
フロントは、ピアノではなくギターが出ているイメージが強く、ギターの奏でる浮遊感のあるちょっとシリアスなフレーズが印象的に響く。
トータルサウンドとしての美しさもさることながら、各個人の美意識に裏打ちされ丁寧につむぎ出された音の集積という感じの美しさも持ち合わせているか。
ベストは、一番疾走感のある6曲めにします
"Contra Banda" 沢田穣治 (https://www.amazon.co.jp/dp/B09P42LLSG/ )
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