"Live In Austria" Klemens Marktl
Klemens Marktlというドラマーのリーダー作ですが、本作はDave Kikoski、Boris Kozlovの両名のメンツ買い。
昨年、この2人でアルバムが出てまして、これが素晴らしかったので、この2人の入ったトリオ作の期待感が大きかったということです。
"Sure Thing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/481619643.html )
リーダーのKlemens Marktlは、自身初聴きではありますが、2016年の"December"(https://www.amazon.co.jp/dp/B018WI2EZK/ )は、記憶にあるが、当時買えなかったんだと思います。
メンツは以下の通り。
Klemens Marktl(Ds)、Dave Kikoski(P)、Boris Kozlov(B)
演奏曲は、Klemens Marktlのオリジナルが1曲、Dave Kikoskiが2曲に、Charlie Parker, Thelonious Monk等で全部で6曲。
1.Moose the Mooche
2.Winnie’s Garden
3.My One and Only Love
4.“V”
5.Dirty Dogs
6.Trinkle Tinkle
スタンダードから始まるライブで、聴く耳を持ってくつかみはOK。
一聴、すぐに気になるのは、これまでのDave Kikoskiより、音数が多くよりコロコロとしたサウンドを多用しているような印象を持ったことで、たぶんライブ録音で、ノリの良い演奏が故だろうと推測。
ライブでテンションが上がるのは間違いのないところ。
これだからライブ盤はやめられません。
ベースの、Boris Kozlovのサウンドが前面で立ってゴリッとしたサウンドを聴かせるような録音で、これまた格好良くも気持ち良い演奏で満足度が高い。
主役の、Klemens Marktlは、ドライブ感のある煽りが気持ち良い部分もあるが、他の二人に比べると、演奏がいささか単調というか、スタイルが往時のメインストリーム系というか、ちょっと定型的に過ぎるような印象かなぁ
全体としてスタンダードが印象に残る感じで、そんなわけでベストは最後の曲にします。
"Live In Austria" Klemens Marktl (https://www.amazon.co.jp/dp/B09LP1PW1N/ )
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