"魚返明未&井上銘" 魚返明未, 井上銘
魚返明未と井上銘との、ピアノギターのデュオ作。
ほぼ同じタイミングで、高橋、中牟礼の同じくピアノギターのデュオ作がリリースされているところが、変な縁を感じさせる。
魚返はこれまで2枚のアルバムを聴いていて、他に参加作もいくつか聴いてますし、ライブも1回だけだが聴いています。
"STEEP SLOPE" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63342279.html )
"はしごを抱きしめる" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64675267.html )
井上も多くのリーダー作も、参加作も、ライブも聴いています。
"POP MUGIC" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/483148140.html )
"Our Platform" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473918311.html )
ごく最近(2022年4月)も立て続けに2枚の参加作を入手しています。(紹介はいつになるやら..)
Marty Holoubek "TrioII" (https://www.amazon.co.jp/dp/B09SJD9Q8B/ )
千北祐輔 "Family Dialy" (https://www.amazon.co.jp/dp/B09SLSR52Y/ )
メンツは、
魚返明未(P)、井上銘(G)
演奏曲は、魚返が8曲、井上が1曲(5)のオリジナルで全部で9曲。
1.きこえない波
2.サイクリングロード
3.もず
4.かなしい青空
5.丘の彼方
6.隔たり
7.Herbie Westerman
8.縮む
9.静かな影
魚返の優しいタッチで流麗なフレーズが印象的。
そして、そんな音に絡むギターが音色も含めて少し角のあるフレーズを駆使しており、ピアノと良い具合に対照的なサウンドを構築しているところが心地良い。
2曲め後半の、ライルばりのピアノソロとそれ絡む、メセニーばりのかき鳴らし系のギターがことのほか格好良い。
5曲めのサビが矢野顕子が演っていそうなフレーズ、7曲め後半のザクザクとしたパート、9曲めはミニマルで浮遊感のある曲、と多彩な表現の曲が並んでいながらまとまりのあるアルバムに仕上がっている。
ベストは2曲めに
"魚返明未&井上銘" 魚返明未, 井上銘 (https://www.amazon.co.jp/dp/B09NR537VN/ )
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