"Echoes Of The Masters" Taru Alexander

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Taru Alexanderというドラマーの初リーダー作だが、あらためてなんで買ったんだろうと?になるが、新譜情報で話題になっていて買いを決めたんだと思う。
音聴いて文章書いて最後にここを書いているが、あらためて解説文を読んだら、Max Roachの"Drums Unlimited"のサックス奏者 Roland Alexander の息子なんだそうです。

メンツは以下の通り。
Antoine Roneyは、Will Calhounの"Celebrating Elvin Jones"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63910962.html )
James Hurtは、Duane Eubanks "Live At Smalls"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64674417.html)
Rashaan Carterは、黒田卓也 "Zigzagger"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63889659.html)
で聴いてました。
Taru Alexander(Ds)、Antoine Roney(Ts)、James Hurt(P)、Rashaan Carter(B)
Hanka G.(Vo:2)

演奏曲は、Thelonious Monk、Buster Williams、McCoy Tyner、Wayne Shorterが各1曲に、父のRoland Alexanderの曲が2曲(1,4)という構成。
最近のアルバムとしては、リーダーのオリジナルが皆無というのが珍しい。
1.Change Up
2.I Mean You
3.Deception
4.A Kojo Time
5.Peresina
6.Pinocchio

いずれの曲も、リズムパターンが複雑なアレンジで、ドラムはかなり複雑なパターンを次々と繰り出してきている。
どろっとしたベースがビートをしっかりと効かせているので、気持ちよくノリの良い演奏を楽しめるが、それでも結構独特な雰囲気を醸し出している。
ピアノがハンコックばりのとんがった演奏で、かなり攻めたフレーズを多用していて格好良い
サックスのノンビブラートのぶっきらぼうなサウンドが、曲調にマッチしていてこれもまた格好良い。
2曲めでだけボーカルが入るが、他の曲のエキサイトな演奏が補完していると書くと語弊がある..。
最後の曲がWayne Shorterの有名曲。
ピアノの静かなイントロから、あのテーマが出てくる格好良さがこれまたたまらなく格好良い
ということで、個人的には2曲めだけが??で、これ入れる必要なかったんじゃないかという感触。
いずれにしても、格好良いという語がたくさん出てきた格好良いアルバム。

ベストは4曲めで

"Echoes Of The Masters" Taru Alexander (https://www.amazon.co.jp/dp/B09MNP5P5C/ )

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