"Letter From Rome" Paul Wertico
Pat Metheny Groupの黄金期を支えたドラマーPaul Werticoのリーダー作は、過去に数枚聴いているが、自blogでの紹介がないってことは、15年以上聴いていないってことになります。
参加作は、John Moulderのリーダー作にSteve Rodbyとともに参加していて、そちらで聴いています。
"Eleventh Hour: Live At The Green Mill" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61278872.html )
"Metamorphosis" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485983349.html )
本作は、Paul Werticoのリーダー作で、このアルバムタイトルに惹かれたことが購入動機で、ぜったいにコレ(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a25162039.html )を想起するでしょう。
メンツは、ピアノトリオでイタリア人のピアノとベース。この2人は初聴きです。もっともイタリアジャズは積極的に聴かないようにしている(キリないから)からってのもありますが..。
Fabrizio Mocata(P)、Gianmarco Scaglia(B)、Paul Wertico(Ds)
演奏曲は共作を含むメンバー3人のオリジナルが大半を占めるが、Fabrizio Mocataのオリジナルが多め。
1曲だけ、メンバー以外(Domenico Modugno)の曲が入る。
1 Buongiorno Roma
2 L’elogio Delle Cose Semplici
3 Aria
4 Modestina
5 Trilogy Suite
Phone Messages
Blind Butterfly
Brushing Up On A Few Things
6 Dave
7 Buonasera Roma
8 Tre Headed-Tower Samba
9 Vecchio Frak
エレガントに流麗なピアノが印象的。
非4ビートの流れるような美旋律といった曲調だが、ecm的な静謐な感じにはならず音数は多めでもう少し温度感も高い。
ドラムが曲に沿ったインスピレーションでの演奏で、ベースがドライブ感のある演奏という分担で、このコンビネーションが全体の雰囲気を作っている。
ドラムがリーダーなんで、ドラムの創造性ある演奏を前面に出してきているんでしょう
ピアノも、音の余韻の使い方がどことなくLyle Maysを彷彿とさせる。(フレーズの使い方はそうでもないがと思う。)と感じるのは刷り込まれてますね(笑)
8曲め後半のドラムソロが、いかにもPaul Werticoでちょっとウハウハする。
ベストは6曲め
"Letter From Rome" Paul Wertico (https://www.amazon.co.jp/dp/B09N11ZWWN/ )
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